こんにちは!
子どもがいる家庭の方、もうすぐお誕生日が近い、もしくは何かに頑張ったご褒美におもちゃ屋へ訪れることがあると思います。
そのおもちゃの中に楽しみながら学べる「知育玩具」という言葉がありますが、「共遊玩具」という言葉は知っていますか?
「共遊玩具」の言葉を知ったきっかけを説明しようと思います!
①音が付いているおもちゃと付いていないおもちゃについて
とある療育で通った所は、CL表現がしやすいおもちゃが多く、音がついてるおもちゃが少ない印象でした。
例えば、以下のおもちゃのアンパンマンがコロコロと転がっている様子をCL表現できます。
※CL表現とは?
形や質感、動きなど図像的に物事を伝える特有の表現で、特徴をうまく捉えて伝えるもの。
「手話フレンズ」手話に関するYouTubeにて、モンキー高野さんがCL表現について分かりやすく説明しています!
そして、デフファミリーの友人と社内のユキさんのお子さんはどんなおもちゃで遊んでいたのか、を聞いてみました。
全体的に音があるおもちゃより、見て楽しめる・分かるおもちゃが中心です。
音があるおもちゃをもらった場合、あらかじめ乾電池を抜いています。
ユキさんの2人のお子さんが、乳幼児時代に遊んだおもちゃが6つあります。
①いたずら1歳やりたい放題
定番中の定番で、友達も持ってたと思います!
結構長い間飽きずに遊んでた記憶があります。
②室内用折りたたみジャングルジム
雨などで外出できない時すごく役に立ちました!
5歳までに運動をしっかりやったほうがいいと言われてるので、必需品かなと思いました。
③くるころタワー
1歳の時ずっと繰り返して遊んでました!
④落書きボード
昔からのザ・定番ですね。
⑤ストライダー
本当おすすめです!
2歳の時に買ってあげました。
公園で遊んだり、ストライダー大会にも出場しました。
おかげさまで2人とも、年少年中あたりに補助輪無しの自転車に一発で乗れました。
ストライダーのおかげでバランス感覚が身についたので自転車の練習は全くしなかったです。
⑥手作りままごとキッチン
父が遊べるままごとキッチンを手作りしました。
手作りのためDIYが好きな人向けですが、思い出に残りました!
父がキッチンを作る時、子供たちは小さいながら紙やすりで磨くなどお手伝いを楽しんでました。
キッチンが完成した時、すごく喜んでた子供の姿が愛おしかったです!
2人の話を聞いていく中、「見て楽しめるおもちゃ」を選んでいることが共通点でした。
聞こえない息子が産まれてから、おもちゃを選ぶ条件が変わりました。
現在、家にあるおもちゃを紹介します。
- プラレール
- トーマス
- トミカ
- お絵描きボード
- おままごと
- 積み木
- おおきなブロック
- ニューブロック
- ラジコン
- ビーズコースター
などあります。
写真を載せていませんが、ストライダー、ジャングルジムもあります!
ユキさんのご家庭と似たおもちゃが多かったです。
こうして一覧を見ると音を使ったおもちゃが少ないです。
理由として2点挙げます。
- 聞こえない私たち夫婦がおもちゃの音の消し忘れに気づきにくいため、近隣の人に迷惑をかけてしまうかもしれないから
- 聞こえない息子は、音より見て楽しめるおもちゃの方が刺激になるから
おもちゃ屋で音が出るおもちゃがたくさんありますが、聞こえると便利だなと感じます。
ろう者の友人がコーダの子どもを育てていて、発音が苦手でも正確に音を出すおもちゃがありがたいと言っていました。
しかし、本当に聞こえない子どもでも遊べるおもちゃを見つけるのはとても難しいです。
おもちゃの説明書に音が出る機能があることを知ると、買わずに、元の位置に戻してしまいます。
理想のおもちゃに出会うまでの道のりは長く感じます。
②心のバリアフリーの「共遊玩具」がある⁉︎
聞こえない子でも楽しめるおもちゃの情報があるか、探してみたところ、
タカラトミーというおもちゃの会社のHPに、おもちゃで広げる心のバリアフリーの「共遊玩具」というものを見つけました。
「共遊玩具」と呼ばれるおもちゃは、目や耳に障害がある子どもたちと一緒に楽しめるように設計されています。
商品パッケージには、その特性を示すマークが2つあります。
ひとつは目が見えづらい・見えない子ども向けを意味する「盲導犬マーク」、もうひとつは耳が聞こえづらい・聞こえない子ども向けを示す「うさぎマーク」です。
これらのマークがあるおもちゃは、それぞれの障がいに配慮した遊び方や使いやすさを提供しています。
- 盲導犬マーク
目が見えづらい・見えない子ども向けのマークです。
例:触って楽しめる実在の動物・昆虫・車などのリアルなミニチュアや、手触りや凸になったマーク、あるいは音などを割当てて識別ができるようにするおもちゃなど
- うさぎマーク
耳が聞こえづらい・聞こえない子どものマークです。
例:音の代わりに振動で体で感じるおもちゃや、音声オフでも楽しめるおもちゃなど
「工夫」がそれぞれのおもちゃに盛り込まれているため、どんな子でも楽しめる配慮がされていますね!
特に子どもたちを対象としたおもちゃのカタログがありますので、事前に目を通してみると良いでしょう。
そこで新しいアイデアや遊び方に出会えるかもしれません。
展示会やカタログを通じて、子どもたちの成長や学びをサポートするおもちゃを見つけることができると思います!
カタログ▼
タカラトミーのほかに、一般社団法人日本玩具協会というHPにも
2023年版の目や耳の障害のある子どもたちと一緒に遊べるおもちゃのカタログがありました!
③国内最大規模の玩具の展示会「東京おもちゃショー」が今年も開催!
最後に、面白い企画を見つけました!
今年の8月29日(木)~9月1日(日)の4日間(一社)日本玩具協会が主催する、国内最大規模の玩具の展示会「東京おもちゃショー」が東京ビッグサイトで開催されます。
前半2日間は、 ビジネス関係者向けの「商談見本市(バイヤーズデー)」、
後半の2日間は「一般公開(パブリックデー)」 となっています。
中学生以下はなんと入場無料!!!!!
2024年の最新おもちゃトレンドを知るチャンスでもあり、展示会で実際に見て触れることで、新しいおもちゃに出会い、魅力を感じることがあります。
こうしたイベントは、未知のブランドや革新的なアイデアを発見する良い機会だと思います!
④あとがき
盲導犬マークやうさぎマークが日本に生まれてから、約30年が経ちました。
目が見えない子や聞こえない子が楽しめるよう、多くの企業がさまざまな工夫をしてくれたことに感謝しています。
特に手話の普及が進んでいる今、手話に対応した商品やサービスが増えていますが、英語の文字や数字がついてる積み木のおもちゃのように、指文字つきバージョンがあればいいなと思っています!
それにより、手話を使う子どもたちが楽しみながら学べる機会も増えるかもしれないですね!