ほとりさんが企画した聞こえない・聞こえにくい子の4月保護者座談会に行ってみた!

こんにちは!

最近、息子の話す手話の数が増えていき、小さな手で紡ぐ様子の動画を収めたいとスマホを

出してもだめ!と中断されるスノマナです。

スノマナ

息子は保育園と早期支援の乳児クラスと両方とも通ってましたが、
早期支援の乳児クラスは事情上、行けなくなりました。
聞こえない息子と同じ仲間がいる環境が無くなると、まずい・・・!

ろう児と交流できる企画がないか、を調べました。

そんな時、ほっとりんくというInstagramのアカウントを見つけました!

Instagram (@hotryn29)

元ろう学校の教員が運営しているほとりさんという方です。

ほとりさんはどんな人でしょうか。

以下の文を引用させていただきました。

「ろう学校(幼稚部・小学部 )教員として10年間勤務。

退職後、国立障害者リハビリテーションセンター言語聴覚学科で学び、言語聴覚士となる。

教員経験や保育士・手話通訳士などの資格を生かし、保護者支援の取り組みや子どものためのイベントを開催する。

ラインオープンチャット「聴こえない子のパパ&ママの集い」「休校中のろう学校の先生!」の管理人。

2021年より盲ろう通訳・介助者登録

(弱視手話・触手話・指点字・音声通訳 まだまだ勉強中)」

https://www.hotolink.com
スノマナ

子どもと親と向き合うことが多いろう学校の教員としての経験を活かし、お花見会、家族飲み会などイベントの企画を立てているそうです!

今回の企画は「保護者座談会in八王子、親子完全別行動!」というものです。

八王子駅にある「喫茶ほほえみ」に子どもとボランティアさんたちがご飯を食べに行き、その間、3時間は親御さんたちは座談会です。

この企画は、

・重複の子ども

・普通小学校に通っているけど手話を知らない子ども

・軽中等度難聴で音声メインの子ども

・ろうの子どもだけではなく、その兄弟など

手話を軸としているけど、様々な環境で暮らす子どもたちを対象しており、どんな子でもみんなで楽しめる場所を意識されているようです。

なので、誰でもウェルカムとのことです!

スケジュール>

日程:4月29日(月・祝)

時間:10:15-14:00

子供

お散歩→ほほえみ喫茶で昼食→足湯→京王八王子駅前の公園

大人

保護者座談会→近くのカフェで昼食しながら座談→子供達と合流

という形になります。

この企画に参加したくなった理由を3つ挙げます。

  • 手話ができるスタッフたちがいる
  • 同じ障害・手話の言語を持つ仲間がいるから息子も楽しめる
  • 聞こえない・聞こえにくい子を持つ聴者ママ・パパと交流できる

私と夫は、デフファミリーやろう者の友人と会うことが普段から多いです。

聞こえない・聞こえにくい子を持つ聴者ママ・パパと話す機会があまりないので、この機にお話ししてみたいなと気持ちが芽生えました。

参加者は小学生・中学生が多い中、息子は最年少の2歳で参加しました!

普段から保育園、私たち夫婦抜きで義両親と一緒にお出かけをしても泣かず楽しめる息子であるのと、同じ障害・手話の言語を持つ仲間がいるから、離れても大丈夫だと確信しました。

なぜかと言うと、保育園には、手話ができる友達・先生が少ないので、自分が伝えたい言葉をなかなか伝えられないという状況があります。

しかし、今回はみんな手話ができます。

この人たちは手話できるんだ!僕も話そう!という息子の気持ちを引き出せると同時に心も開くことで、楽しく過ごせると思ったからです。

参加者の子どもたちが揃ったところ、ほとりさんがPowerPointで子どもたちに分かりやすい内容でメンバー紹介、今日のスケジュール、気をつけることなどを手話で説明しました。

息子は大人しく聞いていました笑

説明が終わった後、子供たちは出発する時間になり、息子が私の手を握って一緒に行こうとしたところ、お姉さんがさりげなく息子の手を握って私の手を離しました。

ギャン泣きすることがなく、スムーズに引き渡せました。

その間に私は聞こえない・聞こえにくい子を持つ聴者ママ・パパと話すことになりました。

ろう学校育ちの私が、親の立場になってからろう学校の方針や考え方の視野が広がりました。

来年4月ろう学校入学に備えて知識を蓄えてきて良かったです。

主催のほとりさんとお話ししましたが、とても気さくな方で子どもの目線に寄り添い、保護者に歩み寄って言葉を選んで発言してくださって素敵な人だなぁと感じました。

午後になり、3時間ぶりに息子と再会しました。

出来事の写真・動画を見せてもらったところ、

お兄さん・お姉さんが鳥の手話を息子に伝えると息子も「鳥」の手話を表していました。

その動画を見てジーンとしました。

同じ言語で話せる人がいると、本当に心が開くんだなと読み取れました。
保育園にいた先生は、手話が少しできて、手話に対して肯定的だったので、息子の第一言語である「手話」に息子自身が自信を持つことができるような環境がとても大事だと実感しました。

また、息子の世話をしてくださった元保育士さんから息子のエピソードを聞いて泣きそうでしたー!!

そのエピソードを漫画に再現しました。

素敵な企画を立ててくださったほとりさん、ボランティアの皆さんのおかげで親子共々良い時間を過ごせました。

また企画があったら参加したいと思っています!

聞こえない子の育て方に悩んでいて誰かに話したい、子ども同士と交流してあげたいなど思っている人がいましたら是非参加してみてはいかがでしょうか。

楽天市場およびAmazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。

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この記事を書いた人

初めまして!
スノマナと申します。
1997年千葉県生まれ、ろう者、デザイナー4年目。
デフファミリー3人家族。ろう者視線の育児漫画をSNSに投稿しています。
趣味は、美味しいものを食べる&作る、絵を描くこと。この2点はずっとブレてません。
最近は、ものを増やさないミニマリストを目指してます。

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