週間デフニュース2025/01/07号

2月1週目の聴覚障害にまつわる週間デフニュース

皆さん、こんにちは!

厳しい冬の寒さが続き、大雪や悪天候によるケガや事故などの影響が広がっています。私の地域でも雪が降ると報じられていますが、外出時は安全第一に、防寒対策や備えをしっかりと行いたいと思います。

さて、今週の週間ニュースは5つご紹介します!

目次

埼玉県、デフバスケの川島選手『デフバスケと手話を多くの人に知ってもらいたい』

東京デフリンピック日本代表候補でデフバスケの川島真琴選手は、昨年のアジア選手権で金メダルを獲得し、デフバスケというスポーツの魅力を発信しています。久喜市の公式動画にも出演し、「活躍を通じてデフバスケと手話を広めたい」と意気込んでいます。市もデフリンピック開催を機に、手話への関心向上を期待しています。

久喜市の公式動画は今後公開予定とのこと、楽しみですね!川島選手のご活躍を心から応援しています。以下のサイトでは、デフバスケットボールの概要や関連する手話が紹介されています。ぜひご覧ください。
▶︎デフバスケとは
▶︎関連する手話

群馬県、災害発生において聴覚障害者が困らないように事前の備えとは?

前橋市は、災害対策において「会話支援ボード」を作成し、指定避難所に配備しました。また、「聴覚障害者のための防災マニュアル」も作成中です。そして、聴覚障害者自身も筆談用ボードを身近に置くなどのほか、地域の防災訓練に積極的に参加し、理解を求めることが重要です。災害はどこでも起こり得るため、日頃の備えと地域の協力が大切です。

私たち聴覚障害者が事前にどのような備えをすべきか、改めて考えさせられる記事です。行政の支援ツールを活用しつつ、自分たちでできる準備を進めることが大切ですね。

京都府、『耳のことフェスタ』最新支援ツールを体験するイベント開催

2月1日に京都府南丹市で『耳のことフェスタ』が開催され、聴覚障害への理解を深める体験型イベントが行われました。支援ツールの展示では、手話と音声を翻訳して画面に表示するシステムや字幕表示メガネなどが紹介され、来場者が体験しました。また、聴覚障害に対する理解促進のために講演も行われました。

字幕が表示されるメガネといえば映画館を思い浮かべますが、日常生活で活用できるとしたら、どのように役立つのか気になりますね。私も新しい支援ツールを体験してみたいので、近くでこうしたイベントがあればぜひ参加してみたいです。

長崎県、日常生活において聴覚障害者が『困っていること』について講演を行う

2月2日に長崎市が主催、人権講座「手話でつなぐ私とあなた~聴覚障害の現実に迫る~」が行われ、約80人が参加しました。当事者3人がパネルディスカッション形式で、『日常の困り事』をお話をしました。パネリストの見陣朋子さんは「何かが起こったときに、円滑に伝える方法を考えてほしい」と呼びかけました。

外出先での困り事ももちろんありますが、自宅での困り事に特に共感しました。冷蔵庫の扉が何らかの拍子でしっかり閉まらず、そのまま外出してしまうこともあり、気づいたときの焦りで疲労感が倍増します…。

佐賀県、観光を学ぶ留学生が手話を学びながら交流を深める

鳥栖市にある専門学校の国際観光学科で学んでいる留学生らが、聴覚障害者と手話で交流し、ホテルや空港での対応について学びました。聴覚障害者に声をかける方法、手話や筆談を教わり、卒業後の実践ができるように取り組みました。留学生は「手話が通じると楽しい」「現場で活かしたい」と語り、学びの成果を感じる機会となりました。

この専門学校は今年度から授業に手話を取り入れたそうです。手話はもちろん、聴覚障害者に対する理解や対応方法を授業で学ぶことは、とても意義のあることだと思いました。

編集後記

皆さんは、日常生活で困り事はありますか?

長崎県の人権講座「手話でつなぐ私とあなた〜聴覚障害の現実に迫る〜」の記事を読み、とても意義のある取り組みだと感じました。

聴覚障害といっても、人それぞれですが、私にとっては”あるある”でした。

実際に、家の近くで火事が発生した際、消防車や救急車など来ていて、大変そうだと子どもに教えられるまで全く気づきませんでした。もし自分の家だったら…と思うとゾッとします。

また、最近、子どもの担任の先生から「クラスの子どもたちがあなたの生活について知りたいので、できる範囲で回答をお願いしたい」と、多くの質問を受けました。「どうして耳が聞こえないの?」「運転できるの?」「手話は難しい?」「生活音は聞こえる?」など、純粋に知りたいという気持ちが伝わりました。このように、学校でも聴覚障害者について学ぶことは、とても重要だと改めて感じました。

パネリストとして参加した見陣さんが話したとおり、聴覚障害者は生活面やコミュニケーション面で工夫し、理解を求めながら、文字起こしアプリなどのツールを活用するなどの努力をしています。それでも、音や声かけに気づかないことが多くあります。そんなときは無視しているのではなく、「もしかして聞こえないのでは?」と考えてもらえたら嬉しいです。

それでは、良い週末をお過ごしください!

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2月1週目の聴覚障害にまつわる週間デフニュース

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この記事を書いた人

CODAの2人を育てる母として日々奮闘中。
読書とキャンプが大好きで、心地よいロケーションで本を読む時間が私の最高の癒しです。
週間デフニュースを中心に、さまざまな情報を発信しています。
よろしくお願いいたします。

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