ども!ども! ミチシルです!
初めての記事って、何から話そうか悩みますよね(笑)
「ちょっと待って、まずあなたは誰ですか?」
たしかに、その通りです。失礼しました!
まずは自己紹介からスタートさせてください。
▫️自己紹介です!

私は赤城山がドーンと構えている群馬県の前橋市に住んでいるろう(聴覚障害者)のパパです。
家族はろうの妻と、ろうの長男、そして健聴の次男(いわゆる※コーダ)で
4人家族です。
【解説:「コーダ」ってなに?】
耳が聞こえないもしくは聞こえにくい両親をもつ聞こえる子供のことを指す。
群馬といえば「赤城山!」というイメージが強かった私は、
赤城山=前橋市、だと長年思い込んでいました。
でも実は、桐生市、渋川市、沼田市、昭和村など、
意外と多くのエリアにまたがっているんです!
───って、前橋市に住んでるなら知ってるはず?

いえいえ、実は私、東京都八王子市の出身なんです(笑)
こう思っている方もいるんじゃないでしょうか?
「なんでぐんま…?」
「東京の方がろう学校がたくさんあって、選べるのに…」
「都会から地方に行くって、なかなか勇気がいるのでは…」
その話については次回に語りたいと思います。
まずは私たちの家族について知ってもらえたら嬉しいです。
▫️私たちの家族のリアル
私も妻も、そして長男も、生まれつきの重度の聴覚障害があります。
【解説:重度の聴覚障害って何?】
そんなことは知っているよ!のかたはスキップでOKです。
・聴力レベルが90db以上
・日常生活の音はほぼ聞こえません。(人それぞれです)
・身体障害者手帳の2級もしくは3級のどちらかに該当します。
出典:https://mhlw-communication-gov.note.jp/n/nd94be01a3eba?gs=d65597047baf
わが家のコミュニケーションは手話じゃないと通じないです(笑)
とはいえ、宅配の方に手話で伝えるのは難しいですが…
ちなみに補聴器は外出時に装用し、家の中では外しています。
世間では、成人になると補聴器を外す派とつける派に分かれるらしいですが、
私は後者です。
「補聴器を気に入っているから」ではないんです。
ある秘密を暴露しちゃいます。
それは耳の中に入れるためのイヤモールドなんです。
補聴器のユーザーの方はおそらくピン!ときたと思います。

実は私、補聴器の「イヤモールド」を作る“過程”が大好きなんです
耳に粘土を入れるために、まずは奥にスポンジを詰めるんですが…
この「布団を耳にギュッと押し込む感覚」がもう、たまらない!!
「ゾクゾクするやろ」と言いたくなるくらい(笑)
ネタ元のザブングルさんには申し訳ないんですけど、
あの瞬間が大好きなんです…!
───これって私だけじゃないはず?と信じたい。
▫️「家の中で赤ちゃんが泣いたらどうするの?」
これは本当によく聞かれます。
答えは…

「全力で見張る!!」それしかないんです(笑)
泣き声は補聴器をつけない限り聞こえません!
でも!補聴器をしても音の聞き分けが難しくて…
泣き声と別の音を間違えることがしょっちゅう!
毎日、毎日赤ちゃんを常にチェックしてます。
まるで、ボディガードのようにね。
▫️「手話だけで育てていくんですか?」
これは、妻も含めて私自身がすごく悩んだテーマです。
今、長男はろう学校に通っています。
そこでは発音と手話のハイブリッド教育が行われています。
もちろん、長男は発音トレーニングを受けています。
理由はシンプルです。
「手話だけでいい」と親が決めてしまうことで、
子供の選択肢を狭めたくないから。
もし、長男本人が「発音したくない」というなら
もちろん尊重します。
でも、何も言っていない今の段階で
「やらせない!」とはちょっと違うかなと…

父親として
“できるだけ多くの選択肢を与えたい”
それが今の考え方です。
本当に考え方は十人十色なので、
子育てを思い切り楽しみましょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
▫️人生を変えた、たった1つのセリフ
うん、いい感じで終えることができた!
待ってください!!
私に少しだけ時間をください…!
どうしても皆さんに伝えたいことがありまして…
それは、ある有名なセリフです。
“飛べない豚はただの豚だ”
そう!かの有名な宮崎駿監督作品の『紅の豚」に出てくる
主要人物のポルコのセリフです。
ただ!私は公開当時に生まれていません!
ふと、テレビで見たら、体が勝手にビビッと!
この一言が飛ぶ勇気をくれたんです。
それまでの私は、人付き合いが苦手で、
グループに誘われても

「いや、自分がいても浮くだけだし…」
と逃げ道ばかり探していた学生時代を過ごしていました。
でも、「飛べない豚はただの豚だ」。
このセリフが、背中を押してくれました。
それから移住も、家族との生活も、
“自分の意思で動く”ことが自然になりました。
もし、バック・トゥ・ザ・フューチャーの内容が現実に当たり前だったら…
過去の自分が今の自分の姿を見ると、「なんてこった」と顎が外れるかのようにめっちゃくちゃ信じられないと思います。
ちょっと長くなりました。
実はこのセリフが忘れられなくて、「鈴木敏夫とジブリ展」でストラップを購入してきました。(笑)

■ おわりに
あなたにもきっと、人生を変える“何か”があるはず。
それを大切にして、あなたらしく飛びましょう!
…なんてキレイにまとめようと思いましたが、
実はそれではないんです。
このセリフのおかげで、私にとって必要な情報をたくさんもらえました。
それをこれから、記事というカタチで少しずつお届けしていきます。

皆さんの“飛ぶきっかけ”はなんでしたか。
コメントやメッセージをお待ちしております!!
次回は「なぜ東京から群馬に?」をテーマにお話ししていきます。
きっと、移住や暮らしのヒントになることもあるかもしれません。
それでは、また次のミチシルの記事でお会いましょう〜〜!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!