こんにちは! いつも読んでいただきありがとうございます。
春本来の暖かさが感じられない日が続いていますね。
皆さんはどのようにお過ごしですか?🌸
4月といえば、入学式や新生活のスタートなど、写真を撮影する機会が増える季節。
大切な瞬間を収めた一枚には、それぞれのストーリーが詰まっていますよね。
そこで!今回の世界のデフニュースのテーマは 『デフフォトグラファー※1』 です📸✨
国内外には、聞こえない・聴覚障害を持つフォトグラファーが数多く活躍しています。
彼らの視点で切り取られた世界、ぜひ覗いてみませんか?
新たな発見や気づきのきっかけになれば嬉しいです。今年度もどうぞよろしくお願いします!
※1 デフフォトグラファー(Deaf Photographer) とは、
聞こえない・聴覚障害を持つフォトグラファーのことを指します。
まず国内で活躍しているフォトグラファーを数人紹介します!
光井 凌介 さん
実際にお会いしたことがありますが、とても話しやすく、親しみやすい雰囲気の方でした!
そのため、撮影をお願いするときもとてもスムーズに進められそうです。(手話・口話対応可)
七五三や結婚前撮りが得意なようです!
キコニワの「職業ガイドブック」でも光井さんの紹介がありますので関心のある方はぜひ!
手話での対応も可能です!

プロフィールもあわせてお読みください。

齋藤 陽道 さん
日本のデフコミュニティで彼を知らない人はいないのでは、というほど有名な方です。
最新情報としては、「神話7年目」写真展が東京・新宿の王城ビルで開催されましたね。
都合が合わず残念ながら足を運べませんでしたが、口コミでは大絶賛のようです。
個人的に、聞こえない子供を持つ親として特に印象に残ったのは、NHK Eテレ『おかあさんといっしょ』のエンディング曲 「きんきらぽん」の作詞を彼が担当していたこと、そして番組内に手話が登場したことです。
10年前には、『おかあさんといっしょ』に手話が出てくるなんて考えられませんでした。
彼の活躍が、わたしたちに夢を与えてくれたと感じています。
▼公式サイトもあわせて見てみてください。
髙瀬 航生 さん
髙瀬航生さんの写真は、やさしい色合いが特徴です。
光の取り入れ方や色彩のバランスが絶妙で、どこか懐かしさを感じるような雰囲気が印象的です。
表参道のフォトスタジオでも活動していて、これまでの作品にはウェディングフォトが多くみられます。
写真をお願いしたい方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか?(手話・口話対応可)
ご本人さんのインスタグラムのアカウント:Instagram (@kouki425)

持田 昭俊 さん
プロの写真家として長年ご活躍されている持田昭俊さんは、 日本写真家協会と日本鉄道写真作家協会の会員でもあり、その卓越した技術で多くの人を魅了しています。
持田さんの撮る鉄道写真は、まるで鉄道の鼓動を感じるような躍動感と美しさに溢れています。
また、2022年には写真展も開催されました。

また、2016年にはNHKの番組にも出演されていましたね。
私自身、子供が小さい頃、七五三や家族写真をフォトスタジオで撮影したり、 出張撮影を依頼したことがあります。
しかし今振り返ると、ろう者(手話を必要とする聞こえない人)のフォトグラファーにお願いしていれば、 家族全員(全員手話を必要とする聞こえない人)が手話でスムーズにコミュニケーションでき、 もっと自然な笑顔でリラックスして撮影できたのではないかと感じます。
写真は、一瞬を切り取るだけでなく、その場の空気感や感情を映し出すもの。 だからこそ、撮影する人と撮られる人の間に言葉の壁がないことが、 より心のこもった一枚につながるのではないでしょうか。
これから、もっと多くの人に彼らの存在を知ってもらい、 言葉の壁がなくリラックスに撮影をしてもらえたら嬉しいです。
次回は海外のデフフォトグラファーの紹介です!
お楽しみに!