とある病院にて驚いたアイテム

こんにちは!

過ごしやすい気候になってきましたね。

4月から息子は2歳児クラスに進級し、慣れない環境で頑張っているそうです。

公園にて見つけた虫を「虫」の手話で保育士さんに伝えているといったエピソードが載った連絡だよりを見てホッコリしました。

では早速、この本記事のタイトル「とある病院にて驚いたアイテム」について紹介をしたいと思います!

私の実家の近くの病院は、聴覚障害者(ほか障害者)に対して振動バイブなど配慮されていなかったので、いつ呼び出しが来るか分からず、待合室から離れることもできず、とても不安で何度も看護師さんに確認をとっていた思い出があります。

このようなろう者あるある、我々にとっては困った問題ですよね。

皆さん、ショッピングモールのフードコート図ようなの呼出機を見たことあると思います。
専用受信機を鳴らすことによって、自分の受け取る順番通知がされる仕組みは、とても便利ですよね。

↑よく見かける呼び出し機

飲食店が立ち並ぶフードコートだけでなく、病院・クリニックといった医療機関にも導入が増えているそうです。

私は見たことがありませんでしたが、
息子がきっかけで、呼び出し機を用意している病院と出会うことになります。

呼び出し機と出会う前の流れをお話しします。

息子を出産した生後3日以内に、新生児聴覚スクリーニング検査というものが行われました。

新生児聴覚スクリーニング検査』について以下のURLに説明がありますので、ご一読ください。

新生児聴覚検査は、耳の聞こえ(聴覚)の障害を早い時期に発見するために、出生後間もない時期に実施する検査です。

検査では、眠っている赤ちゃんに小さな音を聞かせて、その刺激への反応をコンピュータで解析・判定します。結果はパスとリファーがあり、

パスは、「今のところ聞こえに問題はありません」という意味で、リファーは、「より詳しい検査が必要です」という意味です。

より詳しい検査が必要となった赤ちゃんは、子どもの難聴に関わる専門家が耳のきこえの発達に応じて慎重に診断します。

結果は、両耳ともリファーでした。

助産師さんが、

助産師

羊水が耳に入って詰まってるから聞こえづらいだけかも・・・?

とちょっと心配そうな顔で言ってきました。

スノマナ

別に聞こえる聞こえないは関係ないから気にしてないけど、義両親は聞こえる子がいいみたいだもんね。。

と、複雑な気持ちが混じりました。

後日、また産婦人科で再検査をしましたが、反応なしだったので、東京都立小児総合医療センターという大きな病院を紹介してもらいました。

生後2ヶ月ごろの息子を抱えて、東京都立小児総合医療センターに行った時、呼び出し機と出会いました。

「呼び出し機」のイメージは以下のURLにあります。

https://www.tmhp.jp/shouni/outpatient/dcd.html

メッセージ表示・メロディー音・振動・光の点滅によって、診察の順番が来たことをお知らせする機能とのことです。

使ってみてすごい!と思った点がいくつかあります。

  • 診察の順番が近づいたら、指定の場所が表示される!

その表示が出るまでは診察室前の待合で待つ必要がなく、病院内であればカフェやレストランにいても大丈夫です!

呼ばれるまでのんびりできます。

  • 診察の順番が来たら、入る診察室を表示・音・振動・光で知らせてくれる!

聞こえない人にとっては気づきやすい振動と光の設定も含まれているのがすごいです!

  • 右上にあるボタンを押すと画面を切り替えて、本日の予定の確認ができる!

内容によって聴力検査、耳鼻科、補聴器外来など一日ぎっしり入れる時があるので、えっと何時からだっけ・・・?ということはなく、把握しやすいです!

  • 支払機にて支払う時の案内も表示される!

他の病院だと、支払いの時に、いつ呼ばれるか分からなくて会計のスタッフとにらめっこしてしまうのですが、ここの病院は不要なので気楽に支払えます・・・!

ろう者の私にとってはとても使いやすい呼び出し機でした。

呼び出し機だけではなく、呼び出しバイブを使う病院もあるらしい

デフファミリーである社員のユキさんに質問しました。

スノマナ

お子さんが赤ちゃんの時聴力検査を受けに指定の病院へ訪れたと思いますが、 呼び出し機のようなアイテムがありましたか?

ユキさん

それ初めて見たけど便利ですね!😲
聴力検査の時はそういうアイテムは無かったですが、大きな病院(市民病院)は聴覚障害者専用の呼び出しバイブを渡されて振動が呼び出しのサインなのでバイブを持ちながら待機してました。
でも、実は私と私の親が提案した後導入されたものなんです。。。

病院に提案するというユキさんの行動力はさすがですね!

私はそこまでの行動はできないので、感心します。

耳が遠くなった方にも同様のケースがあると思うので、聴者も含めて待ち時間のイライラ解消できて

とても便利だなと思います。

わたしたちを支えてくれる工夫や配慮のあるアイテムがどんどん出てくれると嬉しいです。

楽天市場およびAmazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。

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この記事を書いた人

初めまして!
スノマナと申します。
1997年千葉県生まれ、ろう者、デザイナー4年目。
デフファミリー3人家族。ろう者視線の育児漫画をSNSに投稿しています。
趣味は、美味しいものを食べる&作る、絵を描くこと。この2点はずっとブレてません。
最近は、ものを増やさないミニマリストを目指してます。

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