週間デフニュース2024/04/19号

週間デフニュース_4月19日

こんにちは!編集長のAkkoです。

4月17日の夜に愛媛県と高知県に地震が発生したと次の日の朝、ニュースで知りました。お住まいの皆さん、大丈夫でしょうか?今後、地震や二次災害が起きないことを願っておりますが…能登半島地震に続き、東北、台湾など各地で発生しており、すごく不安を感じています。

今回の地震は「南海トラフ地震」との関連性は低いのようですが、それに関係なく防災対策をしっかりしていくことが大事ですね。私も防災対策はもちろん、家族の普段の行動、例えば通学や通勤、校内や職場で発生した時の対応方法の共有、LINE安否確認の活用などを話し合っています。また、もしものことも考えて、他にスーパーなどの買い物も歩いて帰れるような許容できる距離をいくつか決めています。

これ以上被害が増えませんように…。

さて、今週のデフニュースです!

目次

ろう野球、第1回世界大会で優勝貢献、投手の内山浩汰選手のお話

ろう野球について、一般に行われている野球のルールとの違いはないが、試合中は選手全員が同等の扱いを行うとして、補聴器の使用は禁じられています。2月に行われた第1回世界大会で投手として出場した内山浩汰選手のこれまでの経験、試合の状況、自分の思いをお話しています。「自分の投球が世界相手にも通用するのだと自信になった」、チームワークはもちろん、高校2年から投手に転向した内山選手の努力の積み重ねから、優勝につながったことは、大変励みになりますね!今後の活躍に応援したいと思います。

ろう野球の第1回世界大会について、以下の週間デフニュースの過去記事にも紹介していますので、あわせてご一読ください。

福島県内のニュース、旧優生保護法による聴覚障害者の被害実態

約50年前、旧優生保護法による不妊手術を行われたことについて、福島県出身の聴覚障害者の生い立ち、受けた被害、その時の気持ちが綴られています。同意もなく強制的に行われ、後ほど来る激しい痛みとやり場のない後悔があふれており、胸に突き刺さります。現在は理解が進み、変わりつつありますが、優生思想による心ない行為がSNSなど、別の形となってたびたびみられます。障害者の人生は、障害者ではない他者の目には「不幸」しか見えてないでしょうか?「選ぶ権利」「幸せに生きる権利」があるのは誰でしょうか?ぜひ読んで、考えてほしいです。

静岡県内ニュース、手話言語条例に当事者の声を反映し、施行

静岡県清水町で手話言語条例が4月1日に施行されたそうです。静岡県内で13番目に、手話は言語である位置付け、普及や理解促進を促す目的として制定、施行されました。制定するまでの経緯についての記事になっています。手話言語条例を制定するきっかけになったのは町議会議員さんでしたが、中心に活動したのは手話サークル「あゆの会」で、全国の事例などの勉強会、条例案作成、そしてサークルメンバーの意見や思いを条文に反映するよう取り組んできたという具体的な活動内容が記載されています。全国各地の手話言語条例について、全日本ろうあ連盟のHP、「手話言語条例マップ」にありますので、あわせて読んでくださいね。

神奈川県平塚市にある手話カフェ「Üd cafe te to te」が間借りから常設店として5月にオープン予定!

現在、飲食店の営業がお休みの時に借りて営業している手話カフェ「Üd cafe te to te」が移転、常に営業できるカフェ&バーのお店として5月にオープンするそうです。手話カフェのオーナー・北村仁さんはダンス教室の先生でもあり、そこに通うろう者の生徒が多くいるそうです。本記事にはカフェ開業の経緯、若いろう者を中心とした雇用促進を目的とし、聴覚障害に対する理解と手話の普及活動も取り組んでおります。現在の営業時間は17時までがほとんどですが、新しくオープンするところでは、夜のバー、イベントを行うそうです!手話で交流する機会が増え、楽しみも増えますね!

4月1日にオープンした大阪府にあるカフェ『清浄』では、音を使わない方法で接客

大阪府大阪市にあるカフェ『清浄(しょうじょう)』は、接客方法が他のカフェとは一味違っており、「音を使わない」方法で接客しています!「音を使わない」といえば、もちろん手話や筆談、それ以外はジェスチャーを用いてコミュニケーションをとるということなのです。まさに目で見るカフェですね!他にこの事業を立ち上げた代表・松本晴夏さんが開業した経緯や想いも語っている記事です。SNSで調べてみると抹茶や和菓子などを提供しており、さらに静かな空間の中で日本の伝統であるお抹茶をたてる体験もできるそうです。これはぜひ体験したいですね!

『手話カフェ』について、全国各地で増えており、常設店、キッチンカーなど開業方法、開業しようと決めた経緯は人によって異なりますが、手話を言語として日常に使っているろう者や難聴者、聞こえづらい方々も安心して利用できる環境が増え、さらに楽しみも増えて嬉しいですね。遠方の場合、旅行がてら手話カフェに行くのも良いですよね。その際に店主から現地でしか分からない情報も発見できるかもしれません!また、手話話者だけではなく、手話学習中の方々も手話を使う機会が増えるので、身についた手話をそこで活かす、手話話者とお話ができるなど、双方にとって大変プラスになりますよね!『全国の手話カフェに行く旅』ってのも良いですね。私が住む地域には残念ながら手話カフェがないのですが、コミュニケーションボードのあるカフェがあると情報をいただいたので、友達と一緒に行ってみたいと思います!

では、良い週末をお過ごしくださいね!

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週間デフニュース_4月19日

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この記事を書いた人

Akkoのアバター Akko 編集長

Webメディア「キコニワ」の編集長・Akkoです!
読書、旅行、そして旅しながらキャンプをするのが大好きな、きこえる子ども2人を子育て中の母です^^
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