こんにちは!『世界のデフニュース』シリーズです!
今回のテーマは『手話は全世界でいくつあるか調べました!』です!
一般公開中の世界のろう者・難聴者に関するデータベースサイト『World Deaf Data Base(略:WDDB)』に
世界各国の使用手話の一覧があります。
「手話って世界共通!?」
使用されている手話を調査中の国もありますが、何種類もの手話という言語が存在していることがわかります。
よく「手話って世界共通ですか?」って聞かれるのですが、日本手話を使っている自分からすると
「そんなはずがないじゃん!」と心の中で突っ込みたくなります(笑)
みなさんが使っている日本語と同じように、日本のろう者が使っている日本手話も言語のひとつです。
例えば、アメリカではアメリカ手話、韓国では韓国手話、タイではタイ手話が使われています。
日本語、韓国語、ドイツ語、英語・・・世界で全て何言語あるか数えてみるとキリがありません。
調査によると、世界で約7000種類の言語が使われているそうです。
【参考】:https://www.interbooks.co.jp/news-room/【世界の言語】使用人口と使用状況/#:~:text=世界で使用されて,以上を占めています。
逆に手話は全世界でいくつあるか、気になりませんか!?
WFD(世界ろう連盟)の公式ウェブサイトによると、ろう者は世界中で7000万人以上存在しています。
そして手話は世界で300以上の異なる手話が使われているとのことです。
手話は自然言語であり、日本語や英語、中国語などの言語とは構造的に文法が異なります。
【参考】WFD公式ウェブサイト https://www.un.org/en/observances/sign-languages-day
各国の手話使用者の数は以下の通りです。
その他の国はWDDB(https://wddb.net)をぜひ見てみてください!
(調査中のところもありますが随時更新中です)
中国のろう者と手話を使っている人の人数がとても多く、中国のろうコミュニティ事情が個人的にすごく気になります。
理由としては、手話使用者が多ければ多いほど、ろうコミュニティがとても活発的になるからです。
日本のろう者が第一言語として使っている「日本手話」の使用者は4〜8万人ですが、日本手話も100年後には絶滅してしまうかもしれない、といわれているので4万人以上もいるのか、と個人的にちょっと希望が湧いてきてしまいます。
(数で見ると少ないかもしれないですが)
ちょっと賢くなるミニ雑学
9月23日:手話言語の国際デー
2017年12月19日に国連総会で決議されました。 決議文では、手話言語が音声言語と対等であることを認め、ろう者の人権が完全に保障されるよう国連加盟国が社会全体で手話言語についての意識を高める手段を講じることを促進することとされています。
5月5日:手話記念日
実は「手話記念日」とも言われているそうです。
2003年に写真家の後藤田三朗さんのの提唱で制定され、日付は手話が左右の5本指を使うことから、5月5日となったそうです。(私も初めて知りました・・・!)
次回の世界デフニュース予告:『世界の手話が使えるお店』
by:WDDB編集部 https://wddb.net