こんにちは!ミチシルです!
前回の「ミチシル移住劇場」、いかがでしたか。
まるで本当に劇場にいるかのような気持ちで、
楽しんでいただけていたら、何よりも嬉しいです✨
さてさて、続きが気になっていた皆さま!
大変お待たせいたしました!
第3話「地方の聾学校をどのように探し始めたのか」
いよいよ幕があがります!
それでは、はじまりはじまり〜〜!
第3話「地方の聾学校はどのように探し始めたのか
━その前に!
移住先はどこだったか覚えていますか??
ミチシルの自己紹介記事に詳しく載っていますので、
「そういえば読んでいなかったなぁ〜」という方は
ぜひ覗いてみてください〜!
さて本題です。きっとみなさん、こう思っているかも知れません。
「最初から群馬県に決めていたのでは」
いえいえ、違います!

実は、全国にある気になっていた6つの聾学校を、実際に見て回ったんです!
「え、わざわざ行く必要があるの」
と思うかも知れませんが…
━実は
ミチシル夫婦は、高校生まで同じ学校に通っていました。
いわゆる、『エスカレーター式』です。
けれど、長男が産まれるまでに、
ふと、心のどこかに、ずっとこんな思いがありました。

「他に、どんな聾学校があるのかな…」
そんな中で━
「長男が耳が聞こえないことがわかった」
「長男のために育児休暇を取得」
ちょうどそのタイミングだったので、見て回る事にしたのです!
もちろん、車です!
そして、皆さんは恐らく、気になっているかも知れません…
「実際に6つの聾学校をみて、どうだったの?」
はい、それをお伝えしたい気持ちは山ほどあります…
けれども、学校に対する考え方や感じ方はそれぞれだと思います。
「あえて1つだけ挙げるとしたら?」って聞かれたら、迷わずこう答えます。
全国の聾学校を見て回って、本当に良かったと思っています。
あの経験は、間違いなく、私たち家族にとって大きな財産になりました。
もし、長男が「他の学校を見に行きたい」と聞かれたら…
それでも、一緒に連れて行きたいと思います!
こんな思いがあったからこそ、移住の後押しにもなったのです。
それがもう一つの大きな理由でした。
最終話 こうして私たちは群馬に決めたのです。
お待たせいたしました…
やっと、ついに最終話です!!
あと少しです。
ラストパートまで楽しんでくれたら、
ミチシルの励みになります!
では、早速!
第3話では、気になった6つの聾学校をお話ししました。
━その中で、
なぜ、私たち家族は群馬を選んだのか。

その決断は簡単ではありませんでした。
幼稚部の入学式から半年前まで、
1年半ほど、悩み続けていました。
「あの頃に二度と戻りたくないな…」と思いながら、
この記事を書いていました(笑)
何に悩んでいたのか。
聾学校に通学しているお子さんを持つ保護者の方なら、
きっと、同じことを考えた経験があると思います。
それは…
「子の付き添い」の問題です。
どんなパターンを考えても、必ずその問題がついてきます。
関係者の皆さまには大変申しわけないのですが、
まさに小判鮫のように、ずっと付いて回る課題でした。
聾学校によって考え方は異なりますが、
長男が通学している学校では、通学に付き添いが必要です。
とはいえ、下校時間までずっと付き添いが必要という訳ではないので、
そこが安心材料でもありました。
実は、私たち夫婦は共働きで、しかも在宅勤務です。
「在宅勤務なら、そこまで悩まなくていいのでは?」と
思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、通学の付き添いが必要な時間帯と
仕事の時間帯が完全に重なってしまったのです。
しかも、私の仕事はフレックス制度があるものの
フルフレックスではなく、柔軟に調整できる訳ではありませんでした。
その点、妻が比較的柔軟に仕事の時間を調整できるのは、
本当に不幸中の幸いでした。
今は、次男を去年出産したこともあり、
来年の3月までは、私が育児休暇を取得しています。(2025年8月時点)

しかし、私が仕事に復帰した後のことは…
今もずっと話し合っているところです(笑)
「付き添いが必要なのはわかったけど、それでもなぜ群馬に決めたの?」
とここまで読んでくれた皆さま、ここから本題です!
長男のある顔を忘れることができませんでした。
幼稚部に入学する前は、長男は八王子の保育園に通っていました。
ある日、保育園が早く終わる日があって、
長男がとても嬉しそうに私たちのところに来て、言いました。
「一緒に遊びたい!」
━でも
仕事があった私たちは、同じ口調でこう返しました。
「ごめんね、お仕事だから後でいい?」
その瞬間、長男の笑顔から笑顔が跡形もなく消えました。
まるでショックを受けたかのような表情でした。

あの時、私自身も一人っ子で寂しかった子供の頃を
思い出してしまったんです。
このまま、長男にも私たちにも我慢させ続けたら、
「もっと一緒に遊べばよかった」
いつか必ず、そう後悔する日が来ると思います。
そう思った私は、
学校が終わった後の時間を
どうやったら有効に使えるか考え始めました。
聾学校に通うお子さんを考えている保護者の方へ、
「実際に、幼稚部の下校時間ってどれくらいなの?」と
気になる方もいるかもしれません。
参考までお伝えしますね。
長男が通う学校の場合、
幼稚部は14時00分に下校します。
※ただし、幼稚部1年は2学期から14時下校になります。
おそらく皆さんも同じことを思うはずです。
「早い…!仕事どうしよう…」
そこで、どうにかその空いた時間を有効に使えないか考えました。
━そんな時に見つけたのが、「放課後デイサービス」でした。
私も小学生の頃、両親が共働きのため、
毎日、学童クラブという放課後デイサービスに通っていました。

でも、耳が聞こえない子供は私だけでした。
だから、長男にはなるべく同じ立場の子供がいる場所に、
通わせたいと思っていました。
ただ、住んでいた東京都には送迎サービスがないことが一番のネックでした。
再び悩んだ末に、他の県でも探し始めました。
そして、群馬県にある「NPO法人 きらきら」を見つけたんです。
どんな活動しているのかは、また改めて
記事でご紹介できればと思っています✨

私たちのような共働きの夫婦にとって、
送迎サービスがあるのは本当に心強いものでした。
こうして、私たちは群馬に決めたのです。
おわりに
ミチシル移住劇場はいかがでしたか。

正直、群馬への移住は、車を買うのと同じくらい、
私たち家族にとっての大きな挑戦でした。
「この選択で本当に良かったのだろうか?」
そんな不安は、今でもたくさんあります。
でも、群馬に引越ししてから、子供と遊ぶ時間が増えて、
少しずつですが、子供たちの笑顔が増えてきたように感じます(笑)
最後に、この記事を読んでくださっている皆さまにお願いがあります。
この記事は、私たちの様々な経験を元にまとめた内容です。
ここでご紹介している内容は、あくまで執筆時点での学校の方針です。
参考情報としてお読みいただければ幸いです。
ですので、気になった方は、ぜひ一歩を踏み出してみてください。
きっと、実際に経験をしてみてわかることがたくさんあるはずです。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました✨
これにて、ミチシル移住劇場の幕が降ります。
めでたし、めでたし。