こんにちは!
6月に入り、あっという間に1週目の週末に入りますね。さらに2025年もあと半年ですよ〜。時の早さに驚きです。
さて、今週のデフニュースは8つご紹介します✨
注目は、今年1月にスタートした電話リレーサービス『ヨメテル』についてです。
理事長と専務理事へのインタビュー記事では、サービス開始の背景や今後の課題が語られています。記事を読んで、私自身、「無意識に自分の障害に対してマイナスに捉えていた」ことに気づきました。
「障害への無理解は社会側にある」という言葉も深くうなずかされました。とても意義深い内容ですので、ぜひご覧ください。
話せるけれど聞き取りにくい──電話リレーサービス『ヨメテル』
音声電話が当たり前の社会で、その利用が困難な人にも通話の機会を届けるのが「公共インフラとしての電話リレーサービス」。2025年1月には「話せるけれど聞き取りにくい人」向けに音声を自動文字化する『ヨメテル』も開始。そこで見えてきた現実とは──?


『ヨメテル』の利用者の声を通じて、さまざまな困難や多様な話し方があることを知ることができました。「かけた相手に『よく分からない』という理由で切られてしまう。利用者ではなく、それを受け止められなかった相手の無理解、つまり社会側に障害がある」という言葉は、心に深く響きました。
字幕も手話も音声も──みんなで楽しむバリアフリー演劇、新潟で初上演
聴覚・視覚障害者も楽しめるバリアフリー演劇「Touch」が、新潟県で初上演されました。字幕、手話通訳、音声ガイドを用いて、誰もが物語に入り込めるよう工夫されています。観客は「聞こえる・聞こえないに関係なく、一緒に感動できた」といった声が寄せられました。



開演前や休憩中に観客が舞台上に上がって、舞台美術を間近で見られるなんて、ワクワクしますね!二つ目の記事では、舞台背景に字幕が表示されている写真も紹介されていて、作品の雰囲気を損なわず、楽しめる工夫が伝わってきました。
ろう者の俳優から学ぶ“伝える力” 大分市の小学校でワークショップ開催
大分市の神崎小学校で、手話によるワークショップが開かれ、児童たちが手話や筆談、ジェスチャーなど多様な伝え方を学びました。講師は日本ろう者劇団の俳優で、児童たちは「ちゃんと手話で話すのがいいと思った」などと感想を述べました。11日には、手話による狂言の披露も予定されています。


楽しそうな雰囲気が伝わってきて、こちらまで笑顔になりました。呼びかけ方や伝え方を学ぶことで、たとえば街で声をかけても反応がなかったときに「もしかして…?」と気づくきっかけになるといいですね。
子どもたちも手話劇に参加 岩手銀行が支援学校へ観劇チケット贈呈
岩手銀行が、盛岡聴覚支援学校の児童・生徒に、全国ろうあ者大会で上演される手話劇の観劇チケットを贈呈。贈呈式は2日に同校で行われました。手話劇の一部には子どもたちも出演し、手話やダンスを披露する予定です。


今年の全国ろうあ者大会は6月12日〜15日、岩手県盛岡市で開催されます。手話劇は14日に上演され、子どもたちも出演するそうです。チケットは県民限定で販売中とのこと。岩手県にお住まいの方は、ぜひ足を運んでみてください!
「父に金メダルを」──聴覚障害の大学生、ボウリング日本代表に内定
東京2025デフリンピックに、仙台市の大学生・佐藤杏奈選手がボウリング日本代表として出場内定。中学生から本格的に取り組み、高校で東北総体2位、その後、デフリンピックを目指し、2023年から日本代表として活躍。感謝を胸に「父に金メダルをかけたい」と最高峰の舞台での優勝を目指すと語っています。


日本代表の内定おめでとうございます!「お父さんに金メダルをかけたい」という強い思いに、力強さと優しさを感じました。デフリンピックという大舞台でのご活躍を心から応援しています!
「名探偵コナン」「ハイキュー!!」など11作品が応援 デフリンピック認知拡大へ
東京2025デフリンピックの認知度向上のため、「名探偵コナン」「ハイキュー!!」「ブルーロック」など、人気漫画11作品の作家が協力することが発表されました。聴覚障害者にとって漫画は、絵や文字で楽しめる身近な存在。今後は、イラストを使ったグッズ制作も予定されています。

「名探偵コナン」は小学生の頃に読んでいた漫画のひとつなので、どんなグッズが登場するのか、とても楽しみです!
合宿延期の理由は? デフサッカー男子日本代表に何が起きたのか
デフリンピックを前に、デフサッカー男子日本代表の合宿が延期に。監督の指導法や障害理解への不満から選手にボイコットの動きもあり、過去の監督解任や協会の運営体制にも問題が指摘されています。一般社団法人日本ろう者サッカー協会は現在、調査を進めています。


国立競技場で親善試合が終わった直後の出来事に、言葉を失いました。デフリンピック開催まであとわずか。選手の心情を含め、この深刻な状況を私たちだけでなく、国も理解し、向き合う必要があると感じました。
多様な視点で街を歩く 聴覚・視覚・車いす利用者らが「まち歩き点検」
障害当事者やベビーカー利用者ら約60人が、押上・錦糸町エリアでバリアフリー環境を確認する「まち歩き点検」に参加。段差や音響信号などを点検し、立場ごとの課題を共有しました。聴覚障害者からは「バス内のデジタル表示が少なく、目的地が分かりづらい」との声も上がりました。


墨田区福祉課が主催し、さまざまな立場の人が街のバリアを確認・共有して“過ごしやすいまち”づくりにつなげるこの取り組みは、とても意義深いと感じました。
毎年6月に開催される全国ろうあ者大会は、一般財団法人全日本ろうあ連盟が主催する、大規模なイベントです。
全国各地からおよそ2,000人以上が参加し、手話やろう文化に関する講演、分科会、ツアーなど多彩なプログラムを通して、交流や学びの場となっています。
今年は6月12日(木)〜15日(日)の期間、岩手県盛岡市で開催されます。テーマは「いわて発!手話で語ろう 笑顔の未来を仲間とともに」です。
さまざまなイベントが予定されており、全国の方々と出会い、学び合う貴重な機会になるでしょう。
すでに申し込みは締め切られていますが、参加できない方も以下のサイトにある「大会案内書」から詳しい情報を知ることができます。
参加される方は、どうぞ思いきり楽しんでくださいね!
来年の開催地はどこになるのでしょうか……? 大会終了後の発表が楽しみですね!
また、全日本ろうあ連盟では年間を通じてさまざまな行事が予定されています。

ご興味のあるものがあれば、チェックしてみてくださいね✨
それでは、素敵な週末をお過ごしください