週間デフニュース2025/02/21号

2月3週目の聴覚障害にまつわる週間デフニュース

皆さん、こんにちは!

雪が降り続いている地域もありますね。私の住む地域は雪こそありませんが、快晴ながら風も空気も冷たいです。風邪などひかないよう、お気をつけくださいね。

さて、今週の週間ニュースは6つご紹介します!

目次

沖縄県、お笑いタレント・大屋あゆみさんが大切にしたい沖縄の手話

お笑いタレント・大屋あゆみさんは、沖縄の手話を守りたいと考えています。「米」「犬」「ピンク」など、全国とは異なる手話があり、消えつつある手話もあります。若者言葉では「ヤバい」を指文字の「や」を重ねて、「や」の倍で表すのが特徴的です。大屋さんの「見えるラジオ」は、ろう者だけでなく、聴者が手話に興味を持つきっかけにもなっています。

手話にも方言や若者言葉があり、この記事では分かりやすく紹介しています。沖縄だけでなく、全国各地で手話表現は異なるので、私も県外の方と話す中で、手話の違いを発見し、楽しさを感じています。こうした手話を大切にしていきたいですね。

東京都、視覚障害者も手話を学び、聴覚障害者との交流を深める

八王子市で、視覚障害者が手話を体験するイベントが開催されました。聴覚障害者の講師が手話の基本やあいさつを指導し、参加者は手話通訳を通じて学びました。デフリンピック開催を前に、障害の異なる人同士の交流を促す目的で、参加者からは「手話を使って交流したい」との声が上がり、講師は「コミュニケーションの広がりに期待」と語りました。

見えない人と聞こえない人が交流することで、お互いの理解が深まる良い機会になりますね。こうした活動が全国に広がると嬉しいと思うと同時に、私も自分の地域で伝えていきたいと感じました。

福島県、緊急かパトロールか分かりやすい「バリアフリー消防車」を導入

全国初の「バリアフリー消防車」が、福島県郡山市の消防本部に導入されました。従来の消防車は緊急走行とパトロール時の警光灯の光り方が同じで、聴覚障害者が誤解しやすい課題がありました。郡山地方広域消防本部は「誰一人取り残さない社会の実現を目指す」とし、18日から運用を開始しました。

パトカーに続き、消防車もパトロール時の警光灯の光り方を緩やかにし、緊急ではないことが分かるようになったそうです。これなら安心して判断できますね!

書籍刊行記念トークイベント、手話通訳付き「橋口幸生(電通)×桑山知之(ヘラルボニー)」

書籍『クリエイティブ・エシックスの時代』の刊行を記念し、2月25日(火)に青山ブックセンターでトークイベントが手話通訳付きで開催されます。著者の橋口幸生氏とヘラルボニーの桑山知之氏が登壇し、企業やブランドに求められる倫理(エシックス)と情報発信の変化について語ります。

ヘラルボニーといえば、知的障害のある作家が描いたアートがファッションなどの新しいデザインを生み出している会社ですね!エシックスを創造の原動力とする考え方を探る内容で、変革的な視点を得られるチャンスです。お近くの方は申し込みの上、ぜひ行ってみてくださいね。

映画、マレーシアを舞台に兄弟物語を通じて社会への提起

マレーシアと台湾の合作映画『Brother ブラザー 富都のふたり』は、ろう者の兄アバンと裏社会に足を踏み入れる弟アディの物語です。本作は兄弟愛を描くと同時に、身分証(ID)を持たない人々の厳しい現実を通じて社会の不寛容さを問いかけています。人間の尊厳と社会の在り方について深く考えさせられる作品です。

この記事は第3回のインタビュー内容です。マレーシアだけでなく、日本や世界のどこでも起こりうるのだ感じました。本作は全国で上映中で一部終了した地域もあります。以下の公式サイトから最新情報をチェックして、ぜひ観に行ってみてください!
公式サイト:Brother ブラザー 富都のふたり

サントリーの社名を手話で表す「サントリーサイン」を発案

サントリーは2025年より、手話をベースにした「サントリーサイン」を公開しました。発案者である森下利来彩さんは、自身の経験から企業公式のサインを作る必要性を感じ、社内公募を通じて実現へとつなげました。グローバルでの誤解を避けるため再考を何度も重ね、「One Suntory」の一体感を生み出す新しいサインが完成し、社員や顧客にも広げることで、ブランドの価値を共有しました。

「サントリーサイン」の誕生までの経緯を知り、サントリー精神の「やってみなはれ」という言葉が心に響きました。森下利来彩さんの懸命な取り組みに深く感銘を受けました。

編集後記

私も日頃からお世話になっているサントリーの飲み物。「サントリーサイン」がついに公開されたことを大変嬉しく思います。

▼サントリーサイン▼

サインを作ってはやり直し、また新たに作ってはやり直す――その試行錯誤を重ねながら前向きに取り組んできたことが伝わってきました。

「人間の生命(いのち)の輝き」「利益三分主義」「水と生きるSUNTORY」など、サントリーが大切にしている価値観が込められた、まさにサントリーらしいサインですね。

私も早速使っています。皆さんもぜひ使ってみてくださいね!

それでは、素敵な週末をお過ごしください

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2月3週目の聴覚障害にまつわる週間デフニュース

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この記事を書いた人

CODAの2人を育てる母として日々奮闘中。
読書とキャンプが大好きで、心地よいロケーションで本を読む時間が私の最高の癒しです。
週間デフニュースを中心に、さまざまな情報を発信しています。
よろしくお願いいたします。

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