世界のデフニュースNo.2

こんにちは!『世界のデフニュース』シリーズです!
今回のテーマは『世界各国にろう学校は何校あるのか?!』です!

キコニワ運営会社方角より一般公開中(な、なんと無料ですよ!)の、
世界のろう者・難聴者に関するデータベースサイト『World Deaf Data Base(略:WDDB)』 に
世界各国のろう学校の数の一覧があります。
WDDBサイトURL ⇨ https://wddb.net

目次

日本はアメリカよりろう学校の数が多い!?

まだろう学校の数を調査している国もありますが、
WDDBで明らかになったことは日本は小さい島国でありながらろう学校の数が100以上もあります。
国土の面積が約26倍もあるアメリカより日本の方がろう学校の数が多いんです!(び、びっくり!)

その一方でろう学校が1校しかない国、さらにろう学校が1校もない国があります。
例えばフィンランドは人工内耳装用児の増加、インテグレーションの増加によりろう学校の数が減ってきて、
しまいにはろう学校が1校もなくなってしまいました!
【参考】https://www.joelbarish.com/videos/nb-europe/nb-finland/finland-koula-pitajanmaen-deaf-school

①ろう学校の教室の様子
②三人の児童生徒が椅子に座りながら手話でおしゃべりをしている様子

ろう学校が1〜5校しかない国

さらに下記の国はろう学校が1〜5校しかありません。
カンボジア、エルサルバドル、セネガル、ブルキナファソ、リトアニア、アイルランド、ガボン、シエラレオネ、ジンバブエ、ソマリア、ベリーズ、ミャンマー、モザンビーク、リベリア、アゼルバイジャン、アルメニア、アンゴラ、イスラエル、エストニア、ブルンジ、ベトナム、モルドバ、アイスランド・・・(その他数十カ国)

ヨーロッパでは、母国にろう学校がなく、ろう学校で教育を受けるために隣国に引っ越したご家庭もいらっしゃるそうです。実は日本のろう学校でもろう学校の数はキープしてるものの、※インテグレーションの増加により各校で生徒数が激減しつつあります。(※インテグレーション:障害児を一般の学校で教育することをいう)

自分にも、ろう学校に通学している聞こえない子どもがいるので、全国的にろう学校の児童生徒の数が減りつつある現状はとても他人事は思えないのです。
ろう学校を必要としている子どもがこの世にはたくさん存在していることを少しでも多くの方に知ってほしいですね。

ちょっと賢くなるミニ雑学

世界で初めてろう学校を創った人は誰かご存知でしょうか!?
それはフランスのキリスト教の神父であったド・レペです。
1760 年に出会った聞こえない双子をきっかけに、1754年にパリで世界初のろう学校を建てて、寄宿舎まで用意しました。そしてろう者の第一言語が手話であることも発見したそうです。
ド・レペのおかげで現在も聞こえない子ども達がろう学校に通えているといっても過言ではないです。

【参考】
https://www.jiritsu.com/data/product_manuals/P138_MANUAL@DVD_INJS.pdf
▷YouTube解説(日本手話)


次回の世界デフニュース予告:『手話は世界で全ていくつの言語がある?!
by:WDDB編集部  https://wddb.net

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