皆さん、こんにちは!
我が家の子どもたちは夏休みが終わり、2学期がスタートしました!賑やかだった家がシーンと静かになり、なんだか寂しく感じます。小学生の息子は友達と「37日ぶりだね〜!」「夏休みはあんなこと、こんなことしたよ!」と夏休みの報告をお互いしたと教えてくれ、ほっこりした気持ちになりました
さて、今週もデフニュース3つ紹介します!
大阪府、手話勉強中のスタッフさんがいる熱々のたこ焼き屋さん
駒川中野商店街近くの「たこ焼き 満まる」は、食材にこだわった人気のたこ焼き店で、常に行列ができています。7種類のたこ焼きがあり、ソース味が一番人気です。トッピングも充実しており、中はふわふわとろりとした王道の大阪たこ焼きです。そこには、スタッフが手話対応可能で、手話での注文も安心です。また、行列が長い場合でも電話予約で待ち時間を短縮でき、手軽に美味しいたこ焼きを楽しめます。写真も多く掲載されていますので、ご覧ください。
「たこ焼き 満まる」は、「手話勉強中」と貼り紙があって、安心して手話で注文できますね。本場のたこ焼きを食べに「たこ焼き 満まる」へ行きたいです!たこ焼きが好きな方、近くにお住まいの方ぜひ行ってみてくださいね〜!!
秋田県、デフサッカー男子日本代表候補選手と地元の子どもたちと交流
デフサッカー男子日本代表候補の合宿が8月23日から秋田市で行われ、来年のデフリンピックに向けた準備が進められました。合宿には19歳から39歳までの22人が参加し、“つなぐこと”をテーマにパスを出す時の確認や攻撃面の連携を高めていました。また、地元小学生との交流会も行われ、手話を学びながらサッカーを通じて楽しく交流を深めました。キャプテンの松元卓巳選手は、耳が聞こえなくてもサッカーができることを伝え、デフリンピックでの応援を呼びかけました。
デフサッカーの選手たちは、プレー中は補聴器を外す必要があるため、コミュニケーションは手話やアイコンタクトでとっており、ルールについては一般のサッカーと変わらないそうです。去年の10月に行われた世界選手権で銀メダル獲得したそうです!来年日本で初めて開催される東京2025年デフリンピックに出場、金メダル獲得が期待されています。頑張れニッポン!
NHK、ろう・難聴者が語る79年前の戦争の恐ろしさと平和への祈り
戦争が終わってから今年で79年経ちました。戦争を経験したろう・難聴者は、戦争の悲惨だけではなく、差別や偏見、葛藤なども語られています。ろう・難聴者にとっての戦争は何だったのか?戦時中と戦後では、どんな思いでどのような暮らしをしていたのか、またどのような思いで戦争を見てきたのかなど映像に残しながら、命の尊さ、平和への大切さを次世代へ伝えています。再放送は終わってしまいましたが、NHK+(プラス)は9月3日(火)まで配信されていますので、ぜひ併せて見てください。
8月15日は終戦記念日ですね。戦争を経験したろう・難聴者は高齢者になり、語る人が少なくなっていることが現状です。その中で次世代へつなぐために映像に残そうと活動している方を紹介しています。竹川さんの「その光景が記憶にまだ刻まれています。戦争はそういうことがずっと頭に残ってしまう」、今井さんの「立ったまま赤ん坊を支えながら、かろうじて首まで出して、川の中で耐えていました」、大矢さんが感じた「自分を責め続ける、本当の意味で戦後というものがなかったのかな」と心の奥底より深く残りました。
8月といえば山の日やお盆、夏祭りなどの祝日やイベントがありますね。他に、戦争に対する平和への誓いが毎年8月に全国で行われています。そして、今年も79年前の悲惨な状況を平和記念式典などで語り継がれています。
山崎榮子さんについて、2003年の長崎原爆犠牲者慰霊平和記念式典でろう者初の被爆者代表として「平和への誓い」を語った方です。内容について文章になりますが、以下のサイトにありますので、ご覧ください。
山﨑榮子さんが語っている動画について、一部になりますが、YouTubeでも(手話以外の画面もありますので字幕をオンにして)ご覧いただけます。他に、一般社団法人全国手話通訳問題研究会の長崎支部にあるそうです。ホームページでは下のほうへスクロールすると記載されており、現在は購入できるかどうか分かりませんが、ご興味のある方々、ぜひ長崎支部までお問い合わせしてみてくださいね!
戦争は私にとって身近な存在です。その理由は私が生まれ育ったところは地上戦が行われた場所であり、小学生の時から毎年平和集会が開かれ、経験者の語りや戦争をテーマにした映画を見てきました。また、私の母は若い時から戦争に強い関心があり、講演会などに参加したそうで、世界の戦争に関わる写真集を見せられ、小学3年生だった私は戦争の恐ろしさ、人間の醜さにショックを受け、毎年開かれる平和集会が嫌いになるほどのトラウマになってしまいました。しかし、一緒に暮らしていた私の父方の祖母は聴者で、戦争経験者であり、私が中学生の時に一度だけ、自らの経験を話してくれました。
当時の祖母は3歳の娘を持つ、さらに身重の母でした。「旦那も娘も戦争で亡くなり、戦後に生まれた赤ちゃん(私の父)を女手ひとつで必死に育てた」と話してくれました。父がいなければ今の私はいない、戦争から得られたものとは?など色々考えていくうちに、もう二度と繰り返さないためには戦争を風化させないこと、戦争の記憶を次世代へつないでいくことが大切だと痛感しました。私にとってたった一人の祖母は数十年前に亡くなりました。現在、私は祖母の子どもと同じ姉弟で、3つ違いの子の母となり、毎年夏になると祖母を思い出します。もし戦争がなければ…と命の尊さをいつも噛みしめています。
この機会に、身内やろう・難聴の戦争経験者からお話を聞いてみませんか?
台風10号が九州に上陸、列島横断されるとのこと、災害対策をしながら身の安全を最優先にしてお過ごしください。被害が広がらないようを心から願っています。