皆さん、こんにちは!
子どもたちも夏休みに入って、早1週間経とうとしています。明日からパリオリンピックですね!開会式について、NHKのEテレで手話放送されますので、楽しみですが、日本時間でなんと、午前2時半からなんです!深夜ですが、起きてリアルタイムで見たいと思います〜!
さて、今週のデフニュースは3つご紹介します。
アメリカ、生後6ヶ月の赤ちゃんと祖父母との会話がキュート!
アメリカ手話で話しかける祖父母に生後6ヶ月の赤ちゃんが手話の喃語で反応しています。「おじいちゃんと話すことが好きなのね」語りかけると、”YES”のような喃語で返す姿があり、楽しそうに会話をしています。喃語とは乳児が発する意味のない言葉、例えば「あうー」「だだだ」などがありますが、手話の喃語もそのようにあります。2ページ目の最後のほうに動画がありますので、一緒にご覧ください。
動画には字幕が英語なので、上の記事の会話のやり取りを読んでから動画を見ました!微笑ましくて、生後6ヶ月の赤ちゃん・ジェーンちゃんの母親のSNSを見ました!明るい家族で、祖父母のように将来、孫ができたら明るいおばあちゃんでいたいと思えるほど明るくて楽しい家族だなと思いました
手話の喃語について、私の子どももジェーンちゃんのように多くはないですが、時々バイバイのように手をふりふりしたり、グーパーグーパーしたりしていたので、懐かしく思いました。青森県、世界デフ陸上で青森県出身の陸上選手の2人がそれぞれメダルと入賞!
世界デフ陸上競技選手権大会が台湾で行われ、青森県出身の佐々木琢磨選手が4×100mリレーで金メダル獲得、そして初出場の古川瑛梨奈選手は、女子やり投げ決勝で8位入賞を果たしました!リレーでは迫力のある走り、そして連携のあるプレー、アンカーの佐々木選手の疾走、41秒15という大会新記録で金メダル獲得しました。古川瑛梨奈選手は初出場にも関わらず、力強い投擲で33m82の記録になりました!競技の様子がわかる動画もありますので、合わせて読んでくださいね。
世界デフ陸上競技選手権大会での日本代表選手の活躍は大変見応えがあります!また、世界デフユース陸上競技選手権大会(20歳以下)も同じ頃に開催され、総メダルが9個、入賞が5個果たしています。どちらも終わってしまいましたが、以下のサイトにはメダルなど詳しいことが記載されており、さらに下のほうへスクロールすると、YouTubeで試合の様子が見れますので、私は魅入ってしまい、2025年に開催される東京デフリンピックが本当に楽しみです!ぜひ皆さんもご覧ください。
長崎県、映画『わたしたちに祝福を』長崎県出身の横尾友美さんが監督でろう女性のありのままを描く
女性で聴覚に障害があるろう者が旧優生保護法による不妊手術、ろう学校での手話禁止という教育の制限など日本社会における制度によって人として当たり前に生きる尊厳も奪われながらその痛みを繊細かつ強烈な描写で描いた芸術的映画です。長崎県出身の横尾友美さんが監督、脚本、出演、編集、制作を務め、スタッフもほとんどろう者です。映画は60分、3人の女性の物語で手話、身体表現で内面にある感情を丁寧に紡いでいる作品となっています。
昔と比べて、今はデジタルテクノロジーの進歩によって、障害に対する理解も変化しつつありますが、悪意なき差別や偏見が今でも続いており、現代にも通用する映画だと思います。上映について、監督の横尾さんの出身である長崎県を始め、京都、東京、福岡で開催が決まっているそうです。同じろう者として、同じ女性としてぜひ観たいと思っています。
監督の横尾友美さんは、8年前に上映された『LISTEN リッスン』の出演者です。映画を実際に見ているので、今回の映画でもお目にかかることができて嬉しいです!
ニュース記事にある通り、「どう感じたか、共感したところはどこなのか、自分の内面にある思いを今後どうしていくか」、意見を交わし合い、そのコミュニティーを大切に、次世代へつないでいけたらいいなと思っています。
『わたしたちに祝福を』の公式HPがありますので、それも合わせて読んでくださいね!また、宣伝活動もしており、クラウドファンディングも行っています。
1人のろう者、女性としてのアイデンティティーが強く込められており、観たい映画の一つなので、今後の活躍に応援しています!
上映会が始まりましたら、聞こえる聞こえない・性別関係なく、多くの方に観てほしいと思います。
では、良い週末をお過ごしください