健康やダイエット、ストレス発散のために運動したい!と思っても、「教室に行って聞こえなかったらどうしよう」「教室や先生に障害への偏見があったら?」「補聴器は汗に弱い」など、いろいろ考えてしまいませんか?
私はこんな時、「大丈夫。今は相談できる時代だから」と考えるようにしていますが、合理的配慮の提供が義務化されたとはいえ、一方的に求めるものではなく、必要なのは“対話”です。
そう考えると、「相手に対話する気がなかったらどうするの?嫌な思いだけするの?」となり、頭の中でできる・できないがぐ~るぐる。時間だけが過ぎます(笑)
そんな私が思い切ってZUMBAというダンスにチャレンジし、いろいろと体の変化を感じたのでご紹介します。
ZUMBAをはじめたきっかけ
はじめに書いたように、私は気軽に新しいことをスタートできないタイプですが、今回チャレンジしたきっかけはいくつかあります。「ZUMBAって楽しそう!」と思ってから10年以上、常に薄っすら気になっていたので、今やっとスタートできてとても幸せです。
1.運動不足を解消したい
ヨガを長く行っていますが、アサナ(ポーズ)によっては補聴器をつけても先生の指示が聞こえにくいことがあり、最近は自宅で時々行う程度でした。
ひとりで運動しても味気ないというか、つまらないというか、集団での運動もしたいと思っていましたし、なにより、肩こりが酷く、体力も落ちていて、どうにかして運動不足を解消したいと思ったことが大きいです。
余談ですが、私の人生後半の目標は“華麗に加齢”なので、肩こりに悩んでる場合じゃないのです(笑)
2.所属コミュニティを増やしたい
20代後半で今住んでいる地域に引っ越したので、学生時代の友人は身近におらず、知り合いは仕事や仕事に必要な資格関係の研修で出会った方がほとんどです。
ヨガも通わなくなり家と職場の往復になりがちで、障害福祉の仕事で“自立のため、足場をたくさん作りませんか”とお伝えすることもありますが、自分自身にその足場が少ないことが気になっており、家と職場以外の居場所を作りたいと思っていました。
3.補聴器の調整ができた
補聴器屋さんとの相性ってあると思いますが、今通っている補聴器屋さんは「古い補聴器だから、調整しても無理です」とは言いません。ZUMBAは汗をかくので、今使っている補聴器は使いたくないこと、以前使っていた古い補聴器を調整して利用したいことを伝えたところ、全く嫌な顔をせず「もちろん大丈夫ですよ」と、10年前の補聴器を調整してくれました。
音が割れて聞こえる時もありますが、趣味でZUMBAを楽しむには十分だと思っています。もし、普段使っている補聴器を使うしかなかったら、補聴器の値段も上がっていますし壊れた時を考えて躊躇したと思います。
4.環境調整ができた
最初から正式入会だと、最初に書いたようなネガティブな考えがたくさん出てきて、一歩踏み出せなかったかもしれませんが、体験会がありました。通いやすい距離だったこともあり、こんなチャンス滅多にない!と思い、「一度体験会に参加して、無理だったら諦める」と、参加してみることにしました。
体験会では補聴器が古くあまり聞こえないこと、ダンスが初めてなので、何に困るか自分でもわからないことなどを伝えました。うんうん頷いて話を聞いてくれ、「自分のペースで参加してくれたら大丈夫!」と言われたのが印象に残っていますが、要所要所で全員に対して細かなフォローがあり、すぐに定期レッスンへと切り替えました。
ZUMBAってどんなダンス?
そもそもZUMBAってどんなダンス?と思う方も多いと思いますが、ZUMBAのインストラクター養成講座、講習会、物販などを行っている株式会社JAPAN WELLNESS INNOVATIONのホームページには、世界180か国で行われ、1500万人の方がこのダンスを楽しんでおり、『インストラクターの動きをまねて体を動かすZUMBAは、動きを覚えるダンスプログラムとは違い、その一瞬一瞬を楽しむ事ができ、まるでパーティーにいるような感覚で年齢、性別問わずどなたでも楽しめるプログラムです』とあります。
『動きを覚えるダンスプログラムと違い』とありますが、ZUMBAは先生の動作を見て動きます。例えば先生が右手の人差し指と中指の2本を立て、右方向に腕を伸ばせば「右へ2歩進む」という合図です。
足を前に出す際も、右手を前に出したら右足を出す、左手を出したら左足を出すとシンプルです。
ラテン音楽が大きく鳴っている中で、声で「右に2歩動く!」と言われても、たぶん私には半分も聞こえず、聞くことに集中してそれだけで疲れてしまうと思いますが、そういったことがないので本当に参加しやすいです。
プログラム中に説明があることもありますが、BGMは止めるか控えめにして、私が聞こえてなさそうな時は大きめの声で教えてくださるので、“わからなくて困る”ということはありません。
年齢も10代の方から、体験会には70代の方も参加されていました。“きちんと綺麗に踊ること”ではなく、“自分のペースで楽しく踊ること”を大事にするよう、先生から何度も声かけがあるので、ステップがわからない時は腕だけ動かす、クルクル回っているうちに眩暈がしたら止まって休むなど、焦らず無理のないように調整ができますし、だからといって怒られることもありません。
「もっとこうして!」という指導がないのは、難聴のダンス初心者には本当にありがたいです。
数か月間で起こった変化
思い切ってチャレンジしたZUMBAですが、週に一回の教室通いでいろんな変化を実感しています。
毎年春先に耳の閉塞感とめまいがあったのですが、今年は偶然なのかZUMBAのおかげかそういった症状は出ていません。また、ZUMBAで汗をかいてストレスを発散し、リフレッシュできるのもとても良いセルフケアになっていると思います。
一番最初に感じたのは腰痛の軽減です。椅子から立ち上がる際に、「よっこいしょ」と声こそ出しませんが、声を出さないと背筋がスッと伸びないような、重だるい感覚がありましたが、これが一か月程でほぼなくなりました。
むくみも減っていて、少しずつ筋肉、体力がついているのだと思います。
“当たり前でしょ?”と思われるかもしれませんが、肩こりが酷すぎて腕を動かすと肩がゴリゴリ鳴るような状態だったので、鎖骨と肩甲骨の辺りがちゃんと動く感覚を久しぶりに感じました。
歩いている時に自然に手が振れますし、飼い猫と遊ぶのに猫じゃらしを振っても肩に痛みがありません。また、肩周りが緩んだことで、以前より呼吸が深くできるようになったと感じています。
知り合い同士で参加されている方も多いため、聞こえにくいこともあって心配しましたが、「今の難しかったね」「脳トレみたいだね」など自然に話すことも多く、時々話がわからないことはありますが、聞こえにくいことをお伝えしてもう一度話してもらったりしながら、今のところ大きく困ることなく参加できています。
仕事では気を張っていることが多く、仕事と離れたコミュニティはやっぱりすごく気持ちが楽で、リフレッシュできる時間となっています。
ZUMBAに通う前は、なんとなくネットやテレビを見てる時間が多かったのですが、今はZUMBAの動画を見ながら一緒に踊ったり、テレビを見ながらストレッチや腿上げをしたりするようになりました。
一日15分~30分程度ですが、毎日の運動習慣がついたのはすごく良かったと思っています。
おわりに
私が体験して感じたことを書いたので、すべての人に同じ効果があるわけではありませんが、予想以上に効果を感じており、チャレンジして良かったと思っています。
心配し過ぎの私が書くのもどうかと思いますが、あまり心配し過ぎず、シューズとウエア、楽しむ気持ちがあれば大丈夫だと思います。株式会社JAPAN WELLNESS INNOVATIONのサイト内でレッスン検索もできるので、ぜひお近くの教室を探してみてください。
まだもう少し暑い日が続きますが、楽しく過ごしたいですね。

