12月3週目の聴覚障害にまつわる週間デフニュース

こんにちは!

忘年会やイベント、お仕事などで忙しい時期ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

さて、今週のデフニュースは5つの記事をご紹介します。

注目記事は、インタビューです。SNSのXで話題になっている漫才漫画「ローワライ」について、作者が作品に込めた思いや制作の背景を語っています。無料で読める漫画もありますので、ぜひあわせてチェックしてみてください✨

目次

Xで20万超の反響を集めた漫画『ローワライ』の作者・雪野朝哉さんは、社会人から独学で漫画家に転身した新人漫画家。聞こえない大学生と友人が漫才に挑む物語で評価を得ました。2026年から連載がスタートします。

私も読みました!特に観客の反応を見る場面や言葉の使い方など、細かいところまで丁寧に描かれていて、ドキドキ感と爽快感が合わさってとても楽しかったです✨来年から連載とのこと、ますます楽しみですね!

身振りを見つめて応える愛犬 日常のやりとりがSNSで話題

聞こえないパパ・ママと暮らす愛犬・カイくんが、身振り手振りによるコマンドに応える様子がSNSで話題に。サインを見逃さず芸をこなす姿やうまく伝わらない場面も含めたやりとりが可愛らしく、温かなコメントが寄せられています。

SNSで見ましたが、日常の中で楽しそうにカイくんと触れ合う様子に癒されました🐕パパ・ママのどちらについていくのかという場面も微笑ましくて、カイくんだけでなく、楽しんでいるパパ・ママの姿にもこちらまで楽しい気持ちになりました✨

課題は能力ではなく情報アクセス NYの図書館で広がる学びの場

ニューヨークの図書館で開かれたアクセシブル・テクノロジー・カンファレンスでは、参加者が公平に情報をアクセスできるよう、字幕や手話通訳者の配置、触読手話、点字案内などを準備されました。盲ろう者の課題は「能力ではなく情報アクセスにある」と訴え、図書館がアクセシビリティの拠点として役割を広げています。

図書館は、地域コミュニティの一部として、さまざまな人が集まる場所です📚読書支援に限らず、誰もが自然にアクセスできる存在であってほしいですし、日本の図書館にも、こうした取り組みが広がっていくといいなと思います。

東京2025デフリンピック期間中、運営と交流である拠点「デフリンピックスクエア」でスターバックスのポップアップストアが開かれました。手話やジェスチャー、筆談を通じて多様な来場者が自然に交流し、約6,000件の応援メッセージが集まりました。

私の友人も働いており、久しぶりに再会することができました✨友人の表情がとてもいきいきとしていたのが印象的で、記事からも明るく楽しい雰囲気が伝わってきます。自然に手話で会話し、交流できる空間で、お客として訪れた私にとっても心に残る時間でした☕️

映画『みんな、おしゃべり!』は、ろう者とクルド人コミュニティの間に生まれるすれ違いをユーモアを交えて描いた作品。河合健監督は、複数の言語の字幕は演出として用い、「すべてを理解させない」鑑賞体験を意図したと語っています。

河合監督の「寄り添わない」「ろう者が見て面白いと思える作品にしたかった」などの言葉が印象に残りました。説明的だったり、きれいにまとめられがちな作品も多い中で、「理解しよう」「わかろう」とする姿勢そのものを問い直しているように感じます。結局、他人のことは完全にはわからない。その“わからなさ”を抱えたまま共有すること自体が、この映画の体験なのだと感じました。


編集後記

今週は、映画や図書館、エンターテインメント、デフリンピックなど、さまざまな場面での「伝え方」や「関わり方」に目を向けた記事を集めました。

また、漫才を描いた漫画をはじめ、ろう者が日常の中に自然に存在していること、ありのままの一人ひとりの姿を目にする機会が増えてきたと感じています。

それは「特別な話」ではなく、一人の生き方として、日常の延長にあることとして読んでいただけたらうれしいです。

皆さんは気になる記事ありましたか?

感想や意見も募集しています✨

お問い合わせからお待ちしております。

それでは、暖かくして良い週末をお過ごしください🍵

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12月3週目の聴覚障害にまつわる週間デフニュース

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この記事を書いた人

CODAの2人を育てる母として日々奮闘中。
読書とキャンプが大好きで、心地よいロケーションで本を読む時間が私の最高の癒しです。
週間デフニュースを中心に、さまざまな情報を発信しています。
よろしくお願いいたします。

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