7月2週目の聴覚障害にまつわる週間デフニュース

こんにちは!

猛暑が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか? ニュースでは「梅雨明けはまだ先」とのこと…。もうすっかり明けた感覚だったので、驚きました😅

さて、今週も6つのデフニュースをお届けします✨

注目は、名古屋市の聾学校に相撲の田子ノ浦部屋が訪問し、子どもたちと交流した記事です。相撲部屋の皆さんと触れ合いながら、貴重な体験をした様子が伝わってきました。子どもたちにとっても、きっと印象に残る時間になったのではないでしょうか。私自身も体験してみたくなりました!

目次

大相撲名古屋場所に向けて田子ノ浦部屋の力士らが名古屋市の千種聾学校を訪問し、児童たちと相撲で交流。田子ノ浦親方は聴覚障害のある両親の影響で身につけた手話で、子どもたちを応援し、会場を盛り上げました。子どもたちは力士と四股や取組を体験し、相撲の迫力と楽しさに触れました。

中日新聞の記事は会員でないと全文は読めませんが、掲載されている写真から楽しそうな雰囲気が伝わってきました。会員でなくても、こうした楽しい交流の様子をぜひ知っていただけたらと思い、紹介させていただきました。それにしても、田子ノ浦親方のご両親が聴覚に障害があるということは初めて知り、驚きました!

誰もが“自分の言葉”で選べる時代へ ソフトバンクショップでの取組み

ソフトバンクショップでは、聴覚に障がいのある方が安心して相談や契約ができるよう、手話対応の常設カウンターや遠隔手話サービス、チャット対応など、多様な支援体制を整えています。また、ショップ内では手話講座の実施や、筆談・文字起こしアプリの活用による情報共有が行われており、お客さまもクルーも安心して過ごせる環境づくりが進められています。

手話カウンターでは、自分と同じように聞こえない方が対応してくださることで、安心して自分の言葉で困りごとを伝えたり、知りたいことを気軽に聞いたりできるのが嬉しいですね。また、専門的な知識をもつスタッフから直接話を聞けることで、新たな気づきや発見にもつながります。こうした取り組みがさらに広がっていってほしいと感じます。

11月に開催されるデフリンピック東京大会に向けて、自転車競技の会場となる静岡県伊豆市で手話体験教室が開かれ、約30人が参加しました。参加者はあいさつや応援の手話、自己紹介などを学びながら、交流を楽しみました。伊豆市では今後、子ども向けの手話教室も予定されています。

自転車競技にはロードとMTB(マウンテンバイク)の2種目があり、いずれも静岡県伊豆市の「日本サイクルスポーツセンター」で行われます。地元の皆さんがデフリンピックを楽しみにしている様子が伝わってきて、とても嬉しく感じました。選手の皆さんの活躍、きっと迫力があることでしょう。今から楽しみですね!

震災の記憶を手話で伝える━━福島の高校生が挑む「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」

聖光学院高校の手話部が、全国高校生手話パフォーマンス甲子園に向けて「東日本大震災」をテーマに演劇作品を制作。ろう者である根本和徳さんの指導のもと、表情やリズムで思いを伝える表現力を磨いてきました。震災の記憶を語り継ぐ意義を胸に、初めての手話に挑戦した生徒たちは、自らの成長も実感しています。

第12回全国高校生手話パフォーマンス甲子園が、今年9月に鳥取県で開催されます。ろう・難聴の高校生も聞こえる高校生も関係なく、全国の高校生たちが一つの舞台に向かって準備している姿に、心から応援したい気持ちになります!動画もありますので、あわせてご覧ください。

「手話がみんなのことば」 神奈川県がマークデザインを募集

神奈川県は、手話言語条例施行10周年を記念し、「手話がみんなの言葉」であることを広めるシンボルマークのデザインを募集しています。対象は県内在住・在学・在勤の個人で、採用作品は広報物やイベントなどで活用されます。応募期間は2025年7月7日から9月16日までで、採用者にはQUOカードと表彰の予定されています。

あなたのデザインが手話のシンボルマークになるかもしれません!神奈川県にお住まいの方や、通学・通勤されている方が対象とのこと。手話やデザインに関心のある方、趣味や特技を活かしたい方は、ぜひ応募してみてはいかがでしょうか。

理解と支え合いを広げる━━手話でつながる家族のリアルな日常

19歳差の姉妹が手話で会話し、3歳の妹が難聴の22歳の姉にドライヤーをかけてもらう微笑ましい様子が話題に。5人きょうだいの家族は、障害の有無に関わらず仲良く暮らしています。母親はSNSを通して、手話や聴覚障害の理解を広めています。

お姉ちゃんに甘えている姿や優しく接する様子に、こちらもほっこりしました。聞こえないことへの理解と手話を、日常生活の中で自然な形で発信し、それを温かく受け入れていること。このような社会に変わりつつあると思うと嬉しくなります!

編集後記

スターバックスやソフトバンクショップ、資生堂などで「手話で接客」が少しずつ広がっていることを、とても嬉しく感じています。

特に、ソフトバンクショップで、実際に手話でやり取りをした方が「自分で選べた」と語っていたことに、深く共感しました。

私自身、手話を第一言語として使っているため、音声による文字起こしアプリや筆談も役立つツールではありますが、同じく聞こえないスタッフや手話通訳の資格があるスタッフから説明を受けると、理解の深さや安心感が全く違うと実感します。

過去には、家電量販店や携帯ショップで手話通訳者と同行したことや、仕事の研修で外部の手話通訳者を通じて説明を受けたことがあります。その際、内容自体は理解できても、話し手の意図までは伝わらず、研修中の質疑応答に進んだときには、自分の疑問を言葉にできないもどかしさを感じました。 また、買い物の場面では、説明が簡略化されていたために内容が薄く、こちらの質問に十分に応えてもらえず、最終的な判断にも影響したことがありました。通訳者自身も、専門知識の部分では戸惑っていたのではないかと思います。

私としては、社内や商業施設などの接客では、手話を第一言語とする専門知識をもったスタッフ、手話通訳の資格をあわせ持つスタッフがいると、より安心できますし、そんな社会になってほしいと思っています。

それでは、良い週末をお過ごしください☺︎

楽天市場およびAmazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。

7月2週目の聴覚障害にまつわる週間デフニュース

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

CODAの2人を育てる母として日々奮闘中。
読書とキャンプが大好きで、心地よいロケーションで本を読む時間が私の最高の癒しです。
週間デフニュースを中心に、さまざまな情報を発信しています。
よろしくお願いいたします。

目次