こんにちは!
先日、わが子が林間学校から元気に帰ってきました!初めての”友だちとのお泊まり”にドキドキワクワクしていた様子でしたが、少し大人びた表情を見せ、成長を感じたひとときでした。
さて、今週は7つのデフニュースをお届けします✨
注目は、資生堂のインタビュー記事です。「障害者だから配慮や支援しなければならない」というのではなく、「誰もが楽しくメイクできるには?」プロフェッショナルとして真剣に取り組む姿勢が、社外にも良い影響を広げていると感じました!
「メイクがもっと好きになる」資生堂が届ける、目で見てわかる“美容相談”
インフォメーションギャップバスター(IGB)の伊藤芳浩理事長が、資生堂の「手話オンライン美容相談サービス」についてインタビュー。2024年11月に本格開始し、ネイティブサイナーの協力のもと、美容手話の開発や視覚的配慮を実現。聴覚障がい者の美容体験を支える革新的な取り組みとして高い満足度を得ています。


資生堂の取り組みには強く共感しました。コミュニケーションを可視化することで、美容がもっと身近で楽しいものになると感じます。このような取り組みが広がれば、美容業界全体に良い変化をもたらすはずです。ぜひご覧ください。
“伝えたい”がつなぐ2人の物語──『カメレオンは手のひらに恋をする。』
演技に自信を失っていた大学生・藤永は、先天性難聴のケイトと出会い、初めて手話に触れる。藤永の「伝えたい」気持ちは手話にも通じ、ケイトはその表現力に心を動かされる──、そんな2人が手話でつなぐ、心温まる恋の物語です。


ダ・ヴィンチWebに①〜⑥まで連載中です。私も読んでいますが、ケイトのセリフで文字が少しずれている描写があり、「こういう表現もあるんだな」と感じました。手話やコミュニケーションのあり方も含めて、今後の展開が楽しみです!
コーダとろうの家族を描いた映画が4冠 主演・吉沢亮、母役の忍足亜希子も受賞
第34回日本映画批評家大賞で『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が作品賞を含む4冠を達成。主演の吉沢亮さん、ろうの母を演じた忍足亜希子さんがそれぞれ受賞しました。また、父親役の今井彰人さんもサプライズで登場し、会場には笑いと喜びがあふれました。



俳優・忍足亜希子さんの受賞、とても嬉しかったです!作品全体の評価も高く、多くの人に届いていることが得られていることが本当に嬉しいです。YouTubeでは俳優・今井彰人さんのサプライズ登場があり、会場の雰囲気ややりとりも楽しく見応えがありました。あわせてご覧ください!
大分の小学校で『手話狂言』を体験 子どもたちが笑い、学んだ授業
大分市の小学校で、手話を使った狂言「附子(ぶす)」の鑑賞と体験が行われました。手話で演じる演者と、セリフを声で伝える狂言師による「手話狂言」に、児童たちは時々笑いながら、鑑賞しました。児童たちは手話狂言による自己紹介も体験し、「迫力があった」「覚えた手話が使われていた」と感想を述べました。


「質の高い文化芸術を鑑賞や体験してもらおうという文化庁の事業の一環」として、小学校で手話狂言が行われることはとても意義深いと感じました。子どもたちが手話を通じて伝統芸能に親しむこのような機会が、今後全国にも広がっていってほしいと思います。
デフバスケ男子代表が横手で強化合宿 子どもたちと“目で見る”交流体験も
11月に日本で初開催されるデフリンピックに向け、デフバスケットボール男子日本代表が秋田県横手市で初の強化合宿を行いました。合宿中には地元の子どもたちとの体験会も実施され、手話やサインを通じた交流で競技の魅力を伝えました。


地元の子どもたちとの手話やサインを通じた交流は、選手たちにとっても大きな励みになったのではないでしょうか。デフリンピックでの活躍を、子どもたちもきっと心待ちにしていると思います。
中学生が主導の「原リンピック」 デフスポーツも体験できる共生イベント
渋谷区立原宿外苑中学校で、生徒会が中心となってパラ・デフスポーツ体験イベント「原リンピック」が開催されました。デフリンピックの日本初開催を受けてデフ競技も取り入れ、約1000人が参加。「いろんな人のあたりまえ」をテーマに生徒たちは企画・運営に取り組み、共生社会への理解を深めました。


生徒が主体となって企画・運営していること、そして今回が2回目の開催であることに感動しました。スポーツを通じて、さまざまな人の“あたりまえ”を体験し、理解しようとする姿勢は共生社会への第一歩となりますね。
デフリンピック日本代表の陸上選手・山田が200m優勝!
パラ陸上のジャパンパラ大会最終日が仙台で開催され、11月のデフリンピック日本代表・山田真樹が男子200mで優勝、そして、佐々木琢磨が2位に続きました。ほかに女子日本代表の選手もそれぞれの競技で優勝するなど、大活躍をしました。


YouTubeでも配信しており、それぞれの選手が存在感を示す強さが見せつけられ、見入ってしまいました!デフリンピックが本当に楽しみですね!
中学生が主体となって、取り組んだ「原リンピック」。テーマは「いろんな人のあたりまえ」でした。
この言葉は、一見わかりやすく見えて、実はとても奥深く、気づきにくいことでもあります。
そんな中で、中学生たちが「さまざまな人を知ろう」という思いから学びを始め、自分たちの言葉で表現し、体験を通して深めていったことは、とても意義のある取り組みだと感じました。
ホームページもありますので、ぜひご覧ください。

実際に体験することで、新たな気づきが生まれ、感じ方や視点も広がっていくはずです。
この学びが、第3回、第4回と続いていくことを願っています。
コミュニケーションの中では、考え方の違いに出会うこともあるでしょう。
でも、それを「合わない」と切り捨てるのではなく、「なぜ自分と違うのだろう?」とその背景に目を向けてみる。
そして、「そういう考えもあるんだな」と受け止めながら、自分の考えも大切にしていく。
そんな姿勢が広がる社会に、デフリンピックをきっかけに少しでも近づけたら──。そんな思いを抱いています。
それでは、素敵な週末をお過ごしください