こんにちは!
仕事も学校も始まって最初の週末になりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。2026年も、どうぞよろしくお願いいたします✨
さて、今週のデフニュースは5つの記事をご紹介します。
注目記事は、地域に根ざした共有空間についてです。きこえない・きこえるに関わらず、ゆるやかに交わる場は、まだ多くありません。今回紹介する事例では、構想が実現には至らなかったものの、こうした視点を持つこと自体がこれからの場づくりにつながっていくのではないかと感じました。
地域にひらかれた建築 ロンドンの共有空間づくり
外国人としてマイノリティの立場で暮らしてきた建築家・川口涼子は、人が「共にすること」という考え方を表現する言葉“common”への関心から、公共建築に取り組んできました。聞こえる・聞こえないに関わらず、地域の人が自然に交わる場を構想し、共有空間のあり方を問いかけています。


著者の「聞こえない人と聞こえる人とがゆるやかに交わる場」という言葉から、自然な関わりが続く風景が思い浮かび、印象に残りました。
YouTube・TikTokで発信 盲ろう者を知る入門動画37本公開
認定NPO法人東京盲ろう者友の会は、若年層を中心に盲ろう者への理解を深める入門動画37本を制作し、2026年1月7日からYouTubeやTikTokで順次公開します。基礎知識や多様なコミュニケーション方法、通訳・介助者の役割などを伝え、支援への関心を広げることを目的としています。


イラストを交えながら、盲ろう者の状態や程度、コミュニケーションの方法などを初めて知る人にも伝わりやすく紹介しています。キコニワには盲ろう者のライターもいますので、あわせてご覧ください✨
ろう者の父と娘をどう描いたか?映画監督が心に決めたこと
映画『愛がきこえる』は、ろう者の父と娘の関係を通して、個人と社会の距離を描いた作品。シャー・モー監督は、コーダやろう者の暮らしを長期にわたって取材し、誰かを弱者としてではなく現実の中で生きる姿を丁寧に描いています。「真実に近道はない」という信念のもと、社会の見えにくさを静かに表現しています。


今日から全国公開が始まるそうです!一部上映のない地域もあるため、詳しくは公式サイトの劇場情報からご確認ください。お近くで上映がある方は、ぜひ足を運んでみてください。
東京デフリンピック 当事者が指摘した“見えにくい壁”
東京デフリンピックは多くの注目を集めましたが、案内や選手の紹介などが音声中心なところも見られ、ろう者にとって情報が届きにくい場面もありました。手話対応ボランティアの配置や視覚的配慮の不足など、当事者の視点から課題が出てきました。大会を一過性のものにせず、日常の情報保障にもつなげながら風化させないよう活動を続けていく。

デフリンピックをきっかけに生まれた気づきや課題を、一過性で終わらせず、今後の取り組みにどうつなげていくかが大切だと感じました。
「きき取れていても大変」 聴覚障害児の学びを支える
茨城大学の田原敬准教授と井口亜希子助教は、聴覚障害のある子どもに関する研究成果を発信する「コミュニケーションときこえのラボ」を発足し、WEBサイトを開設しました。「リスニング・エフォート」など最新研究をはじめ、子ども一人ひとりの理解や意欲を支えるコミュニケーション環境づくりについて、国内外に向けて発信していきます。


きこえにくさを感じている子どもたちが無理のないように学べる環境づくりはとても大切だと感じました。きき取ることだけに頼らず、文字や手話など視覚的な情報も含めて、一人ひとりに合った学びの選択肢が広がっていくといいですね。
今回の記事はいかがでしたか?
それぞれの記事の内容は異なりますが、読み進める中で、どこか共通するものがあるように感じました。
見えているつもりで、見えていなかったこと──
きこえない・きこえにくい人は、外見だけではわかりにくいということ。
音声と視覚を、もっと対等に考えていくこと。
そして、盲ろう者のこと。
きこえにくい子どもたちの学習環境では、一生懸命きき取ろうと集中し続けることで、知らず知らずのうちに負担が大きくなり、疲れ切ってしまう。私自身もそうでした。
互いを知ろうとする姿勢と、そのための“交わる場”が必要だと、改めて感じました。
どれも特別な話ではなく、私たちのすぐ身近にあることでもあります。
私自身も、この記事を通して気づいたことを、行動につなげていきたいと思います。
そして、初めて知った方にも、デフニュースの記事を通して、何かひとつでも感じ取っていただけたら、とても嬉しいです。
それでは、まだまだ寒い日が続きますので、暖かくして良い三連休をお過ごしください🍵
次回は1月30日(金)にお会いしましょう✨

