突然ですが…みなさん、クラフトビールはお好きですか?
クラフトビールとは…!?
ざっくり言うと普通のビールではなく、居酒屋にあるビールとはちょっと違う、なんかお洒落で珍しくて、可愛くてちょっと高めなビール。
そんなクラフトビールを愛してやまない手話ユーザー、ろう者、難聴者が集まるビッグイベントがあるとのことで行ってみました!
11月17日、神奈川の江の島から10kmちょい離れてるエリアにある、ショッピングモールのソラトスゆめが丘内のイベント会場にやってまいりました!
ちなみに横浜市民によるとゆめが丘は田んぼと畑が多く、数軒の家とそれ以外は何もないことから、「横浜のチベット」と呼ばれているそう…。笑
今回、クラビノミタイでコラボビールを醸造した26Kブルワリーと同社の「ゆめが丘サンデーブルーイング」が展開され、クラフトビールを提供して盛り上げようとしているそう。イベントは同ショッピングモール内にあるイベント会場エリアにて開催!
この日はコラボイベントに向けて醸造されたオリジナルクラフトビール『マンパク』が初めてリリースされたのです…!👀
そんなイベント限定のビールを飲んでみたい、と手話ユーザー・ろう難聴者のビール好きさん、ビール醸造関係者がかなり集まっていました!中にはあまりビールを飲んだことないという参加者も…!
オリジナルクラフトビール「マンパク」
今回リリースされたのはマンゴーメインにアクセントとしてパクチーが入っているビール「マンパク」
ラベルデザインにはマンゴーとパクチー、そして26Kブルワリーのマスコットキャラクターのバクが描かれています。
スタイルは酸味が漂うサワーエールという少し珍しいビール。
このビールにはこだわりにこだわった素材が入ってるそう…!
〇カスケードホップ
ホップとはビールの苦みのもとで香りを付ける植物。
〇アルコールと酸味を生み出すサワー酵母
この酵母を入れることでマイルドな桃のような酸味のあるビールになるそう。
〇風味のキモとなるマンゴーピューレとパクチー(※パクチー銀行提供)
発酵段階のビールにタイミング良く投入したそう!
〇ラクトース(乳糖)
全体がマイルドになるらしく、酸味を穏やかにするために入れたそう。
…なんかちょっと難しそうな製法で作られてるように見えるのですが、
とにかく初心者でも飲みやすいように工夫されまくってるビールなんだな〜って感じです!!
そしてこのビール! すごいのが!
「クラビノミタイ」のタキオさんの手話通訳で繋がった人たちの協力の末、作られたビールなんです!
「クラビノミタイ」タキオさんによる手話通訳
タキオさん自ら手話通訳を行い、醸造ツアーなどにて、ビール関係者と手話ユーザーであるメンバーへ通訳・伝達してビール作りにゼロからトライしているのです…!(今回の「マンパク」でもパクチー銀行にてパクチーツアーを開催!)
オリジナルのクラフトビール仕込みからラベルデザイン、そして販売や、イベント企画までも至る所で手話ユーザー(ろう者、難聴者、聴者)が関わっているとのこと!
手話通訳士であるタキオさん自身の強みを活かして手話ユーザーと繋がって繋がりまくった結果、色んな人が協力し合ってビールが作られているわけなんですね。
なお、誰でもこのビール作りに関わることができるそうで、まったくの未経験でも参加できるとのことでした!
当日の手話通訳の様子
このようにタキオさんが都度手話通訳したり、タキオさんによるビール解説が入ったりしているので、ビールを作るひとたち、醸造所などのウラ話やちょっとしたこともたくさん気軽に聞けるのです…!
イベントではパクチーを使ったフードや、占い企画などもあり、手話であちこちビール談義が飛び交い、かなり盛り上がっていました!
オリジナルクラフトビール「マンパク」のレビュー
色んな人の思いがたくさん詰まったビールのお味は一体…!?
・イベント来場者からのレビュー・コメント
マンゴー感が強い!パクチー感はあまりない!美味しい!
苦いビールはあんまり飲めないけど、このビールは結構飲みやすい!
フルーティーなビールってこんな感じなんだ…!南国感あるね~
・ビール醸造関係者からのコメント
マンゴーの風味が一番強いものの、ミルキーで甘いのでバランスが良い。
パクチーの風味もそんなに強くはなく、アジアン系の料理になら何でも合うビールになってる!
作った人たちの背景やウラ話を聞いておくことで、このビールの美味しさも倍増して楽しめる!
と、色んなコメントが出てらっしゃいました!
(ちなみに…日本のビールといえば、喉越しが良くて苦みがあるラガービールがメジャー。酸っぱいビールはニッチでマイナーなジャンルで、好みが分かれやすいそう。でも、ドイツやベルギーなどのビール大国では酸っぱいビールは昔から親しまれているそうです!)
コラボ限定ビール「マンパク」はどこで飲めるの?
今回のイベント限定ビールの「マンパク」の場合は、一般的なお店には置かれないため、通販なども無いので、現在はタキオさん主催によるクラビイベントでのみ飲めます!在庫はあまり多くないようで現品限りとのことでした。
Instagramで情報をチェックしてぜひ飲んでみてくださいね!!👇
「クラビノミタイ」コミュニティとは?
ビアバー、ブルワリー各地などで定期的にイベントを開催しているビール好きによるコミュニティの名称。
そこでは保育士兼手話通訳士として活躍しているタキオさん(@takioyouta)を中心に活動しており、イベントには手話ユーザー(ろう者、難聴者、聴者)が多く集まっている。もちろん誰でも参加OK!最近はオリジナルビールをブルワリーとコラボ醸造したり、あらゆるジャンルでビール好きを集める企画を開催して 「#クラビノミタイ」を広めている。
※イベントの際にはInstagramのストーリーや投稿に「#クラビノミタイ」というハッシュタグを付けている。
そんなクラビノミタイと今回コラボしたのはこちらの3つのチーム!
『ビビビ。』
オーナー兼ライターの友清哲さんが直接取材したクラフトビールをつないで提供している代官山のビアバー。2023年9月にオープンし、国産クラフトビールを専門に取り扱っており激レアビールのセレクト多め!なお、今回のコラボイベントの発起人だそう。
『ふらっとタイム』
手話ユーザー主催の手話交流飲み会コミュニティ。首都圏中心に横浜、埼玉、千葉などのバーや居酒屋で定期的に交流イベントを開催しており、時には100名近く集まることもあるそう!今回はワークショップとトーク・講演企画にて協力!
(サヤボーさん@sayabow1009_japanが代表)
『26Kブルワリー』
26K(ニーロクケー)ブルワリー(@26kbrewery)中央線高架下にある3坪のビール醸造所。武蔵野の水を使用した個性的で且つユニークなビールラインナップが多め。クラビノミタイのシェア会にてシェアされた26Kのビールが美味しかったことがきっかけでタキオさん直々にコラボのオファーをしたそう。
※2024年7月からは ゆめが丘サンデーブルーイング展開!
といったように、色んな団体とチームがそれぞれ協力してコラボすることでイベントを盛り上げているようでした!
この「マンパク」のビールラベルデザイン、実はあしゅらん(@asyuran27)がデザインを担当させて頂きました!笑
各コラボ先のロゴを取り入れてコミカルに、ポップな絵柄で描いてみました!
マンゴーやパクチーは手描きのイラストにてジューシーさを感じられるようにし、26Kのロゴである動物のバクをモチーフに可愛くデザインしてみました。左下にはビールのナンバリングとして指文字「お」のデッサンを配置。(デッサン:雪森さん@yukimo_design)
もし「マンパク」を手に取る機会がございましたらじっくりラベルも見て頂けると嬉しいです!笑
自分は趣味でデジタルクリエイターとして活動しており、今回はタキオさんからのご縁でラベルデザインを担当したのですが、その他には収穫、仕込み、醸造、イベント企画、ワークショップ開催などにもチャレンジできます!
このように興味を持った分野でタキオさんに相談してトライしてみたりなど、複数人でビール造りに携わることができるのもクラビノミタイのコミュニティならではの強みですね!
もし、少しでも興味が沸いたらぜひタキオさんへ声掛けてみてくださいね~!
その他にもいろんなイベントが目白押し!
クラビノミタイのイベントについては、ほぼ毎月開催されているので、タキオさんのInstagramをフォローしてイベント情報をチェック!👇
ちなみにクラビノミタイが作った他のビールはコチラ! ※どちらも今は入手困難なクラフトビールです…!👀
そして次回記事はタキオさんへのインタビュー記事を予定しています!
次回の記事ではクラビノミタイ コミュニティとタキオさんについてもう少し深堀りしていけたらと思います~!
お楽しみに~!!それではまた次回!カンパイ!