こんにちは!
デフリンピックが閉会して、もう1週間経ちましたね。大会期間は本当にあっという間で、今も余韻が残っており、時々公式サイトのYouTubeを見返しています🧑💻
さて、今週のデフニュースは5つの記事をご紹介します✨
注目記事は、映画制作が抱える課題について語り合ったラジオ番組を文字起こしした内容です。ゲストは、映画作家・演出家の牧原依里さんと映画『みんな、おしゃべり!』の河合健監督です。
通訳費と手話監修の現状──映画制作が直面する課題とは
映画制作の現場では、手話通訳費の確保や助成金の不足が課題となっています。また、予算が確保できず企画自体が立ち上げられない例も多いかもしれない。手話表現やろう者の自然な演技を確認できる当事者の関与はとても重要で、細かい表現の監修によって作品の質が大きく高まると語られています。


映画制作では、助成金を申請しても「収益事業に該当する」として断られてしまうとのことです。そのため、クラウドファンディングで資金を募る動きにつながっている。この記事では会話形式で、今後の課題がわかりやすく語られており、制作現場が抱える状況を理解し、情報保障の重要性を社会に伝えていくことが大切だと感じました。※10月28日にラジオで配信された内容の文字起こし版が公開されており、パート1などもあわせて読むことができます。
世界の学生が語る学びのかたち Appleがショートフィルム公開
Appleは国際障害者デーに合わせて、アクセシビリティを使って自分らしく学ぶ世界各地の学生が実際に出演しているショートフィルム “I’m Not Remarkable”を公開しました。黒板の拡大、点字入力、文字起こしなど、日常に溶け込んだ技術の活用が紹介され、誰もが学びにアクセスできる環境づくりの広がりを示しています。

後半の「アクセシビリティは特定の誰かだけではなく、私たち全員が享受できる未来へと続いている」という言葉が印象に残りました。動画ではさまざまな使い方が紹介され、自分に合った方法で取り入れている様子が伝わってきます。興味深い場面が多く、ぜひ最後までご覧ください。
交番が無人でも通報できる環境に 和歌山県警が「手話リンク」導入
和歌山県警は、交番や駐在所が無人のときでも、スマホで手話通訳者を介して相談や通報ができる「手話リンク」を県内すべての交番・駐在所に導入しました。無人の交番を想定したデモでは、QRコードをスマホで読み取ると手話通訳オペレーターに接続され、状況を伝えられることを確認していました。


急なトラブルなど何かあったときや困ったときにすぐ駆けつけることができるのは大きな安心につながります。こうした取り組みを全国に広がっていくことを期待したいです。
良い状態で臨む選手を支える 手話ができるメンタルコーチ
デフサッカー女子日本代表の手話通訳であり、日本で唯一の「手話ができるメンタルコーチ」高橋基成さん。選手が聞こえないことで生じる誤解や葛藤に寄り添い、仲間や監督との認識のズレを減らし、円滑にすることでチーム力を高めてきました。長年のデフスポーツ支援の経験を生かし、選手が力を発揮できる環境づくりを担っています。


選手たちの力を引き出すために、手話通訳とメンタルのサポートを同時に担う存在は、チームにとって本当に大きいと感じました。これからの活躍も応援しています。
東京2025デフリンピック 日本代表の言葉たち
東京2025デフリンピックでは、日本選手団が過去最多となる51個のメダルを獲得しました。また、14日間で約28万人が観戦し、盛り上がりを見せました。各競技で活躍した選手や監督が思いや手応えを語った“言葉”で振り返ります。


この記事を読みながら、現地で観た場面を思い出しました。本当にたくさんの感動をもらいました。4年後のデフリンピックではどんな熱戦が見られるのかと思うと、楽しみです。
皆さんは、気になるニュース記事はありましたか?
私は、Appleが提供するアクセシビリティの記事が印象に残りました。私もiPhoneを使っていて、YouTubeなどに字幕がないときは「ライブキャプション」をよく活用しています。
記事にもあったように、“障害のある人のため”に整えられた環境が、結果的に誰にとっても便利につながっていくことってありますよね。例えば、聞き取りにくい場面で文字起こしや字幕機能を使うこともあると思います。
こうした場面を見ると、アクセシビリティは障害の有無に関係なく、誰にとっても必要な存在だと改めて感じます。
皆さんの感想やご意見もいただけると嬉しいです。お問い合わせからでも気軽にご連絡ください✨
それでは、暖かくして良い週末をお過ごしください🍵


