インタビュー記事を中心にお届け!週間デフニュース2025/10/17号

10月3週目の聴覚障害にまつわる週間デフニュース

こんにちは!

街路樹の葉は緑から黄色へとグラデーションを描き、道路も黄色い葉っぱで覆われるようになりました。すっかり秋らしくなりましたね🍂

さて、今週のデフニュースは5件をお届けします✨

注目記事は、異言語Lab.代表の菊永ふみさんが、ろう者としてデフリンピックを通して感じていることを語っている内容です。記事は会員限定で、会員でない方は最後まで読めませんが、途中まででも読み応えがあります。そこから改めて考えてみるのも良いですね。


目次

異言語Lab.代表・菊永ふみさんは、手話と音声言語が交わる「異言語脱出ゲーム」を通じ、ろう者と聴者が自然に協力し合う場をつくってきました。彼女はデフリンピックもまた、ろう者がありのままの自分を肯定し、言語の違いがあっても対等に協力し社会とつながる機会になると語っています。

会員限定の記事ですが、多くの人に知ってほしい内容です。「ありのままの自分を肯定する」ことの大切さ、「障害をだれがつくっているのか」を改めて考えさせられます。

11月に高円寺で開催される「手話のまち 東京国際ろう芸術祭」は、ろう者と聴者が自然に交わる芸術イベント。総合ディレクターの牧原依里さんは、「ろう文化」や「ろう芸術」に触れることで、互いの文化を理解し合う社会につながると語っています。

「芸術と教養は深く結びついており、『知らない世界がある』と気づくことが教養の第一歩になる」という言葉に共感しました。「手話のまち」がひとつの地域にとどまらず、全国にも広がってほしいと感じました。

漫画家・うささ氏と共同制作、誰もがわかる工事安全シートが掲出

株式会社タミヤホームは、漫画家・うささ氏と共同で「デフフレンドリー現場シート」を制作。一都三県の解体現場に掲出し、音に頼らず直感的に危険を理解できる「目に見える安心」を提供しました。またインクルーシブな現場づくりと地域の安全向上を目指す取り組みの制作秘話をnoteで公開しました。

noteでは、うささ氏の制作への想いやプロセスが詳しく語られており、読み応えがあります。ぜひあわせてご覧ください。

視覚や振動で伝える音──舞台で「視覚的音楽」を表現

パフォーマンスアーティスト・南村千里氏は、英国を拠点に舞台表現を展開。「視覚的音楽」として、振動や身体表現で音を体感できる作品を制作し、女性の入れ墨や被爆者の体験など、多様なテーマを世界の舞台で描いています。

最後の「もともと五感は人それぞれ同じではない。自分はほかの感覚で“聞く”ことができる。アートというのはそれを可能にするもの」という言葉に感銘を受けました。彼女の舞台は「手話のまち」でも上演されます。ぜひ足を運んでみてください。

デフリンピックがもうすぐ開幕!ろう者や手話、競技の世界を知る

日本で初開催となるデフリンピック東京大会まで1カ月。聴覚障害者が参加する国際スポーツ大会で、手話や視覚的合図を使って競技が行われます。静岡勢選手も出場予定で、観戦者は「サインエール」で応援ができます。大会を通じて共生社会の理解にもつながります。

デフリンピックや手話についてわかりやすく紹介されており、静岡県から出場する選手の思いも伝わる、読み応えのある記事です。ぜひ最後までご覧ください。


編集後記

今回の記事で取り上げた方々は、それぞれ多方面で活躍しており、思いは通じ合うものだと改めて実感しました。

職業や立場は違っても、視覚で生きるろう者が自然に存在していることを、社会に伝えようとする姿勢に共感します。

また、どの方も「自分らしい伝え方」を大切にしていることも印象的です。

そんな一人ひとりの生き方に、私も深く感銘を受けました。

私もろう者として、ひとりの人間として、私がありのままに肯定して大切にしていきたいと思いました。

それでは、良い週末をお過ごしください✨

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10月3週目の聴覚障害にまつわる週間デフニュース

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この記事を書いた人

CODAの2人を育てる母として日々奮闘中。
読書とキャンプが大好きで、心地よいロケーションで本を読む時間が私の最高の癒しです。
週間デフニュースを中心に、さまざまな情報を発信しています。
よろしくお願いいたします。

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