10月1週目の聴覚障害にまつわる週間デフニュース

こんにちは!

10月に入り、今年もあと2か月ですね。暑さも和らぎ、日中の陽ざしが心地よく、少しずつ秋らしくなってきました🍂

さて、今週は5件のニュースをお届けします✨

注目記事は、車両を貸し切って交流し、思いきり会話を楽しんだという記事です。当事者同士だからこそ「もう一回」と言える安心感があり、気兼ねなく心から楽しめる──そんな場を大切にしたいですね。


目次

都電荒川線の車両を貸し切り、難聴当事者らが集まって会話を楽しむイベントが開催。補聴器や人工内耳を着けた参加者が交流し、日常の悩みを共有しながら楽しく過ごす姿が見られました。主催はNPO法人「みみトモランド」で、リアルとオンライン双方で活動を広げています。

当事者同士だからこそ、悩みや気持ちを分かち合い、会話も心から楽しめますね。私も同じ立場の仲間と会うと安心して話が尽きず、気づけば3時間以上話し込んでいたこともあります。当事者にとって欠かせない大切なコミュニティだと感じます。

クルド人ろう少年ラワンが、難民としてイギリスに移住し成長していく姿を描いたドキュメンタリー「ぼくの名前はラワン」が、2026年1月9日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開。手話と口話を学びながら、自ら選んだ言語で自己表現する自由を得る過程を追う注目作です。

この映画を通じて、アイデンティティーや自己表現について新たな気づきを得られるかもしれません。先行上映として『手話のまち 東京国際ろう芸術祭2025』でも上映予定とのこと。関心のある方はぜひご覧ください。

日常にある“すれ違い”を描く映画 『みんな、おしゃべり!』予告映像公開

映画『みんな、おしゃべり!』の予告映像が公開されました。日本手話とクルド語を題材に、言語と文化の交わりや衝突を描きます。ろう者やクルド人も出演し、第38回東京国際映画祭や東京国際ろう芸術祭で先行上映予定。11月29日より全国順次公開されます。

どんな結末になるのか─、予告からは想像がつきませんが、面白さは十分伝わってきました。ますます公開が楽しみです。予告映像もぜひご覧ください。

高円寺が舞台に「手話のまち」──牧原依里さんインタビュー

2025年11月6日から、東京・高円寺で「手話のまち 東京国際ろう芸術祭2025」が初めて開催されます。総合ディレクターの牧原依里さんは、映画や舞台など国内外のろう芸術を通して、手話言語の魅力や新たな表現に触れられる場をつくりたいと語りました。

牧原さんの「身体や記憶、視覚が国境を超えて“身体という言語”でつながり、ろう芸術の1つとして生まれている」という言葉が印象に残りました。牧原さんの想いが伝わる読みごたえのある記事です!

Silent Voice代表尾中友哉さんが描く 聞こえる・聞こえないの共創社会

CODAである尾中友哉さんは、広告代理店での経験を経て、自身の環境を活かせるSilent Voiceを立ち上げました。聞こえる人と聞こえない人が共創できる価値を社会に広め、無言語コミュニケーション研修やオンライン教育など、支援の届かない地域の解消にも取り組んでいます。

「共創価値」や「本当に必要なことに取り組めば、持続性は自ずと生まれる」という言葉が心に響きました。オンライン教育などの詳細は公式サイトにあります。ぜひあわせてご覧ください。


編集後記

「手話のまち 東京国際ろう芸術祭2025」の開催まで、いよいよあと1ヶ月ですね✨

高円寺そのものが「手話のまち」になるのは初めてのことなので、とても楽しみにしているイベントのひとつです。

また、先ほど紹介した総合ディレクターの牧原依里さんのインタビュー記事では、おすすめのポイントが詳しく解説されています。ぜひ最後までご覧ください!

チケット情報も以下のサイトにあります。見るだけでもワクワクしますね☺️

さらに、第38回東京国際映画祭で手話やろう者による映画はないかなと検索してみたところ、今井ミカ監督の新作「黄色い子」も出品されていました🎥

今井監督は過去に「虹色の朝が来るまで」や「ジンジャーミルク」など、多くの作品を手がけています。

今回の映画祭では一般の方も鑑賞できるので、ぜひ観に行きたいですね!

それでは、良い週末をお過ごしください✨

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10月1週目の聴覚障害にまつわる週間デフニュース

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この記事を書いた人

CODAの2人を育てる母として日々奮闘中。
読書とキャンプが大好きで、心地よいロケーションで本を読む時間が私の最高の癒しです。
週間デフニュースを中心に、さまざまな情報を発信しています。
よろしくお願いいたします。

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