こんにちは!
9月に入り、朝晩の風が少し涼しくなりました。街やスーパーでは秋を感じさせる食べ物やお菓子が並び始めましたね🍇
さて、今週のデフニュースは5件に加え、2件のイベント情報をお届けします✨
注目記事は、注目記事は、大阪の電車内で「観る力」をテーマに掲出されたポスターについてです。聴覚障害者の強みを前向きに伝えるもので、共感を持ちました。公式サイトにも「輝きを観る力」「想いを観る力」などのメッセージが掲載されていますので、ぜひあわせてご覧ください。
聴覚障害者の強み「観る力」を社会へ──大阪メトロ車内広告で発信
一般社団法人Bridge Heartは、聴覚障害者の「観る力」に焦点を当てた車内広告を9月1日から1か月間、大阪メトロ主要6路線で掲出しています。聴覚障害を「できないこと」ではなく「強み」として捉える新しい社会の在り方を発信しています。


聴覚障害をポジティブに捉えるメッセージは、当事者である私にも深く響きました。聞こえる人にとっても、私たちの姿をより理解できる大切なメッセージであり、とても意義のある発信だと感じました。
https://bhspecialpage.netlify.app/
ガンバ大阪が手話シャツ公開 SNSで「カッコいい」と反響
J1ガンバ大阪が、聴覚障害者支援を目的に「手話シャツ」を発表。ユニフォーム風のデザインで、クラブ名が指文字や手話で表現されています。SNSでは「カッコいい」「欲しい」といった声が寄せられ、9月5日から販売を開始。12日の浦和レッズ戦では、入場時に選手が着用する予定です。


ガンバ大阪らしいデザインに手話がさりげなく取り入れられていて、とてもかっこよく、自分も欲しくなりました。手話や聴覚障害に触れるきっかけにもなる取り組みだと思うので、さらに広がってほしいです。
大学生の平嶋萌宇さん、東日本代表としてミス日本コンテスト大会ファイナリストに進出
第58回ミス日本コンテスト2026東日本地区大会で、福岡県出身の21歳・平嶋萌宇さん(筑波技術大学)がファイナリストに選出。手話の魅力を広めながら、自身の強みを活かし「ミス日本を通して手話の可能性と多様性を伝えたい」と意気込みを語りました。


凛とした姿勢と笑顔がとても印象的な平嶋萌宇さん、本大会進出おめでとうございます!来年1月に開催されるミス日本コンテスト大会に向けて心から応援しています。
「デフ・ヴォイス」著者・丸山正樹さんが語る執筆の歩みと読書の源泉
小説は「最後の仕事」と思って執筆を続けた中で「デフ・ヴォイス」で小説家デビューを果たした丸山正樹さんは、ろう者や手話と出会い、知られざるろう者の姿や通訳士の役割を描きました。執筆することはとても大変なことだが、声が届きにくい人々を作品に取り上げることで社会に広く伝えたいとの思いを込めています。


丸山さんが「デフ・ヴォイス」を執筆するまでの歩みや小説家として活動を続ける中での思いが語られており、小説を書くことの大変さとやりがいが伝わってきました。紹介されていた本もどれも魅力的で、読んでみたいと思いました。
デフリンピック日本代表選手の記事をご紹介
【テニス】男子シングルスとダブルス、ミックスダブルスの3種目に初出場する今井悠翔選手をご紹介

「観る力」──本当にステキな言葉だと感じます。
聴覚障害者の聞こえ方や感じ方は一人ひとり異なりますが、「観る力」は誰もが持っているものだと思います。
一方で、聴者が描く「聴覚障害者像」と、当事者としての自分自身の感覚にギャップがあることもあります。ポジティブに捉える人もいれば、ネガティブに捉える人もいて、受け止め方はさまざまです。
私自身、日常の情報すべて目で得ています。
子どもの顔を見て、言葉と表情に違和感を覚えたら、「本当の気持ちは?」としっかり向き合うことができます。それも「観て読み解く力」の一つだと、今回の記事を通して改めて気づきました。
台風の影響で、局地的に大雨が続いている地域もあります。皆さんのお住まいは大丈夫でしょうか。
どうぞお気をつけて、良い週末をお過ごしください。
📢イベントなどの情報
【体験型イベント】ダイアログ・イン・サイレンス、10月1日から開催
音のない世界で非言語コミュニケーションを体験できる「ダイアログ・イン・サイレンス」が、10月1日から東京・竹芝で開催されます。

【デフリンピック】開催記念の特殊切手を11月5日に発行、郵便局が発表
2025年東京デフリンピック開催を記念し、競技や会場を描いた特殊切手、シート単位で11月5日から発行されます。
