こんにちは!
5月もあっという間に中旬ですね。日差しが強くなってきたので、帽子や日焼け止めが欠かせなくなってきました🌞
さて、今週のデフニュースは7つご紹介します!
注目は『日本手話で学びたい、中学生が意見陳述で語った思い』です。教育を受けることは、すべての人に保障された権利。この機会に、「学ぶ権利」について、あらためて考えてみませんか?
『日本手話で学びたい』——中学生が訴えた教育の権利
聴覚障害のある中学生が、札幌聾学校で日本手話による授業が受けられなかったのは教育を受ける権利の侵害だとして提訴。控訴審で女子生徒が手話で意見を述べ、自身の孤立や苦しさを訴え、「日本手話は私のアイデンティティー」と日本手話で学べる環境の整備を求めています。


二つ目のニュースサイトでは、女子生徒の意見陳述の内容や裁判所での様子も掲載されています。その言葉一つ一つに重みがあり、自分の思いを自分の言葉(手話)で伝えようとする姿に胸を打たれました。日本手話で教育を受けられるようにつながってほしいと切実に願っています。
『サインエール』でデフアスリートにパワーを届けよう!
目で見て伝える応援『サインエール』は、11月開幕のデフリンピックに向けて誕生しました。手話をベースにした動作で選手にエールを届ける、新しい応援スタイルです。実際に応援を受けた選手からは「熱気が伝わる」との声も。応援の輪は学校にも広がり、心を一つにする力として注目されています。


目で見て伝わる応援を選手たちに直接届けられるのは、私にとっても嬉しいことです。皆さんもぜひ『サインエール』を覚えて、一緒に盛り上げていきたいですね!
東京2025デフリンピック開閉会式、出演者オーディション募集開始!
東京2025デフリンピックの開閉会式では、きこえない人ときこえる人、2人の演出家が共同で演出を担当します。多様な文化を表現するアーティスティックプログラムの出演者を一般から募集。対象は小学3年生以上で、応募期間は2025年5月8日〜31日です。


東京で初めて開催されるデフリンピックという舞台で、1人の出演者として共に未来を創り出すチャンスですね!ご興味のある方、ぜひ応募してみませんか?
チャリティーグッズで盲ろう者支援 JAMMIN×東京盲ろう者友の会
東京盲ろう者友の会とチャリティーブランド「JAMMIN」がコラボし、5月12日から18日まで期間限定でチャリティーグッズを販売中。売上の一部は盲ろう者支援に充てられます。視覚と聴覚の両方に障害を持つ盲ろう者への理解を深めるデザインで、誰もが気軽に社会貢献できる取り組みです。


オシャレでクールな洋服や雑貨があり、キャンプのときに着ようかなとワクワクさせられます!それが東京盲ろう者友の会の支援につながるので、素敵な取り組みだと思いました!
音のない世界に“居場所”を――ろう者のカフェマスターの思い
生まれつき耳が聞こえない倉又司さんは、新潟県長岡市で「音を必要としないカフェ」『NOBI by SUZUKICOFFEE』を営んでいます。自身が抱えてきた生きづらさから、聞こえる人も聞こえない人も安心して過ごせる場所をつくろうと開業したなどの思いを語っています。


倉又さんの「出かける際にも命がけ」という言葉が印象的でした。たしかに、自転車や車のクラクションが聞こえない・聞こえにくいことや、コミュニケーションにスマホやメモが必要なこともあります。
『NOBI by SUZUKICOFFEE』の居心地の良い空間で、コーヒーを嗜んでみたいです!以下のYouTube動画もありますので、あわせてご覧ください。

ANAの「手話バッジ」―― 誰にでも伝わりやすいユニバーサルデザインへ
ANAグループは「すべてのひとに優しい空」を目指し、手話対応が可能な客室乗務員・空港係員が着用する「手話バッジ」のデザインをリニューアル。誰にでも分かりやすく親しみやすいユニバーサルなデザインとし、視認性を高めました。2025年5月より順次着用を開始し、手話での円滑なコミュニケーションを支援します。


小さなバッジながらも目を引くカラーで、声をかけやすいと感じました。見かけたら手話でお話しして、素敵な旅ができそうですね!
青森県警、外国語・手話対応力強化へ ―― 通訳官を目指す警察官が研修
青森県警は、外国人や聴覚障害者への対応力を高めるため、通訳官の警察官らを対象に外国語と手話の実践研修を実施。事故対応を想定した英語や手話の通訳実践が行われました。


警察官を対象にした通訳官の研修は、とても意義のある取り組みだと感じました。困っている人を支援するだけでなく、通訳を担う立場として、誰か一方に偏ることなく、公平で寄り添う姿勢が大切だと聞きました。全国でも、こうした取り組みが広がっていってほしいと思います。
デフリンピックまで、いよいよ6ヶ月を切りました〜!楽しみですね〜!
『サインエール』についてどのように開発されたのか調べてみたところ、以下の記事を見つけました。

製作には多くのろう者、さらにデフアスリートも関わり、一緒に完成させたそうです!
また、国立競技場でデフサッカー男子日本代表とサッカークラブ「クリアソン新宿」の親善試合が行われたときにも、『サインエール』を使って応援していました!その様子の動画もありますので、あわせてご覧ください。
私は東京で開催されるデフリンピックを初めて観るので、これまでの応援方法を知りませんでしたが、手をあげて拍手したり、ひらひらさせたり、足踏みして振動で伝えたりと、さまざまな方法で応援していたそうです。
『サインエール』があることで、見てわかる応援ができるようになり、選手の心の支えにもなっているのではと感じました。
選手と応援する人の心をひとつにできる応援でもあるので、応援する方はぜひ覚えておきたいですね!
それでは、素敵な週末をお過ごしください✨