週間デフニュース2024/11/08号

11月2週目の聴覚障害にまつわる週間デフニュース

皆さん、こんにちは!

日中でも寒くなりましたね。我が家は電気ストーブや毛布を取り出すなど、冬支度を少しずつ始めました!

さて、今週のデフニュースは5つご紹介します!

目次

徳島県を舞台、『音のない理髪店』日本初ろう理容師の半生の本

10月23日に発売された『音のない理髪店』は、徳島を舞台に日本初ろう理容師の祖父がいることを知った孫の作家が会いにいくことで色々知っていく物語です。講演では著者の一色さゆりさんが講演で取材などの裏話や想い、ろう者への偏見や差別、支え合い、幸せを描いた作品の背景が紹介され、参加者からは聴覚障害への理解が深まったとの声が上がりました。

著者の一色さゆりさんが述べた「差別や偏見だけではなく、支えていた人やろう者の幸せも意識して描いた」ことが印象的でした。ますます読みたくなりました!

埼玉県、北本市の広報誌で聴覚障害や手話の普及啓発の取り組み

埼玉県北本市は平成30年に「手話言語条例」が施行され、それに基づき手話普及を推進しています。そこで、北本市の取り組みとして広報誌に聴覚障害者や手話通訳者の想いなどを紹介し、簡単な手話やイベント情報を掲載しています。

楽しい雰囲気の中で、聴覚障害者や手話をより深く知ることができる広報誌だと感じました。また、手話を学べる場や手話でおしゃべりできる場も紹介されており、気軽に参加できそうという気持ちになりました!

自分の言語である手話をエンターテイメントへ、中嶋元美さんの想い

アイドルや手話パフォーマーとして活躍中の中嶋元美さんは、高校生の時に聴力を失い、音楽が聞こえないショックもありましたが、手話との出会いで”自分らしさ”、そして手話を通じて自分を表現する道を見出しました。今までのことや今後の想いを語っています。

手話との出会いから自分のアイデンティティを確立してきた中嶋元美さんの素顔が垣間見え、前向きな気持ちになれる記事です!

大分県、小さな島”深島”の島民の1人が手話を学び始めたきっかけ

大分県佐伯(さいき)市の離島・深島に住むあべあづみさんは、ホテルやカフェなどを営んでいます。手話を学び始めたきっかけや多様な方々との交流を通じて、違いを相互理解していく大切さなどを語っている記事です。

手話ができる方がいると深島の魅力をもっと知ることができますね!私の子どもが行きたい県の1つが大分県なので、ぜひ提案して行ってみたいと思います!

聞こえなくても音楽を楽しもう!”コンサート手話通訳”とは?

コンサート手話通訳として11年前から活動をしている”Emily”・長谷川恵美理さんは、アーティストの思いを手話にのせて視覚化し、聴覚障害者もコンサートを楽しむことであるコンサート手話通訳の役割や意義を述べています。また、動画では導入においての課題や今後の展望なども挙げています。

コンサートでの手話通訳と音楽が融合し、聴覚障害者も会場の一体感を楽しむことができますね。手話通訳の幅が広がることで、聴覚障害者も多くの機会にアクセスできますね!

編集後記

海外でも導入されているコンサート手話通訳は、日本でも少しずつ広がりつつあります。

以下の動画は、2年前にNHKで放送されたアメリカでのコンサート手話通訳について、音楽をどのように伝えているかや通訳のあり方についても語られています。

聴覚障害者の中にも音楽が好きな方もいます。

好きなバンドの音楽やMCの話をより深く味わえたら、きっとライブの楽しさも何倍にも広がると思います。コンサートに手話通訳やデジタルツールなどを活用して、歌詞の内容やアーティストの個性をリアルタイムで視覚化し、会場の一体感まで伝わって、さらに音楽が心に響くだろうと思います。

では、良い週末をお過ごしください〜!

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11月2週目の聴覚障害にまつわる週間デフニュース

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この記事を書いた人

Akkoのアバター Akko 編集長

Webメディア「キコニワ」の編集長・Akkoです!
読書、旅行、そして旅しながらキャンプをするのが大好きな、きこえる子ども2人を子育て中の母です^^
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