週間デフニュース2024/09/13号

9月2週目の聴覚障害にまつわる週間デフニュース

皆さん、こんにちは!

朝晩は少し涼しくなってきたかなと思いましたが、日中はまだまだ暑いですね〜。先日、外で会った友達と立ち話で花を咲かせてたら、お互い大量の汗が噴き出てびっしょりでした!

さて、今週はデフニュースを4つピックアップしました!

目次

オンラインセミナー、国際手話の基本を学んでみませんか?

9月30日(月)19時から20時半まで行われるオンラインセミナーで、国際手話の基本を学びながら、コミュニケーションに役立つ手話を学ぶことができます。講師は那須映里さんと長谷川翔平さんで、定員なし誰でも学べます。申し込み期限が9月26日(木)午前9時までとなっていますので、ご興味のある方、ぜひ参加してみてくださいね!

国際手話の基本を学ぶことで、来年開催されるデフリンピックをさらに楽しめるようになりますね。また、来日する外国人選手や旅行者とのコミュニケーション方法を知ることもでき、学んだ自分の姿を想像するのが楽しみになるセミナーだと思います!

岡山県、ろうの両親を持つコーダ・新免昇さんのお話

コーダとは、耳が聞こえない、または聞こえにくい親を持つ、聞こえる子どものことです。新免昇さんは、親に音の情報などを伝えることが自分にとって当たり前だったと語り、これまでの経験や思いを話しています。また、同じくコーダである安東明珠花さんの講演会では、参加していたコーダの岡部育恵さんも自身のこれまでの経験や思いを語っている記事です。動画もありますので、併せてご覧ください。

多様な家族がいるように、コーダもさまざまであり、それぞれの経験や思いを知ることができる記事になっています。その中で、中津真美さんが語る『子どもに頼るのではなく、直接会話することを諦めないでほしい』という言葉は、コーダ一人ひとりの思いが込められた、とても大切なメッセージだと感じました。

NHK、快適に過ごす『デフスペースデザイン』とは?

デフスペースデザインとは、ろう者の文化や感覚を生かしたデザインで、心地よく、快適に過ごせることを目的としています。ろう者や難聴者の家のリフォームも手がけている福島愛未さんは、ろう者や難聴者が安心できる場所の重要性を語り、デフスペースデザインならその達成が可能だと話しています。

福島さんの『聞こえなくて困る、大変だと思って生活していない』という言葉に非常に共感しました。聴者とのズレは、まさにそこにあるのだと改めて感じました。NHKで放送されたろうなん9月号ですが、深夜に再放送される予定で、15日の0時30分から30分間放送されるそうです。ぜひご覧ください!
NHK-再放送日

イギリス、サンダーランド工場の生産部門で手話を取り入れチーム力を向上

イギリスにある日産自動車製造サンダーランド工場では、手話を学ぶ取り組みを開始し、チーム力向上を目指しています。聴覚に障害を持つメンバーは4人いますが、コミュニケーションが課題でした。そこで全員がチームの一員として感じられるように、手話を学び始めました。他に視覚的支援や手話通訳の導入も行われ、聴覚障害のメンバーは、士気が向上したと述べました。

手話を学ぶことは簡単ではありませんが、工場全体で手話を学ぶことで課題解決につながるだけでなく、チーム力の向上はもちろん、業務の円滑化や効率性の向上にも貢献しますね。

編集後記

日本の企業の中には、手話教室を開いたり、音声認識アプリなどの視覚情報ツールを導入したり、手話通訳者を派遣するなど、聴覚障害者が働きやすい環境づくりに工夫しているところもあります。

しかし、まだ働きにくさを感じている聴覚障害者がいることも事実です。コミュニケーションや情報のバリアをなくす活動を行っている団体、NPO法人インフォメーションギャップバスターが提供しているパンフレット(以下のサイト)を参考にしながら、要望や意見を会社に伝えていくことも大切ですね。

https://www.infogapbuster.org/work_hara_pamph/

では、良い週末をお過ごしください

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9月2週目の聴覚障害にまつわる週間デフニュース

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この記事を書いた人

Akkoのアバター Akko 編集長

Webメディア「キコニワ」の編集長・Akkoです!
読書、旅行、そして旅しながらキャンプをするのが大好きな、きこえる子ども2人を子育て中の母です^^
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